東京理科大学 Tokyo University of Science

東京理科大学
COVID-19 RESPONSE COVID-19 RESPONSE
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コロナウイルス
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MESSAGE

理学の普及を目指し、
長い歴史の中で蓄積された学術を生かし、
社会的課題の解決に挑む

学長松本 洋一郎

新型コロナウイルス感染症が世界的規模で蔓延し、未だ終息が見通せない中、皆様には、不安な日々を送られていることと存じます。世界中で猛威をふるい、多くの尊い命が失われました。今回の感染症により亡くなられた方々には深い哀悼の意を表しますとともに、病気と闘っておられる方々、不便な生活を強いられておられる皆様に、お見舞いを申し上げます。また、このような状況下において、社会を支えるべくご尽力頂いている医療関係者をはじめとする皆様に心より感謝申し上げます。

本学では、学生の安全と健康を最優先に、公衆衛生的観点に基づき、感染拡大防止のため、一堂に会しての卒業式、入学式を中止するとともに、学生及び教職員の構内への立ち入りを原則禁止し、5月1日より遠隔による講義を開始しました。この度、緊急事態宣言が解除されたことを受け、今後は、多くの学生が集まる教育・研究機関であるという大学の特性を考慮の上、感染の状況に留意し、感染拡大を防止しつつ、教育と研究の継続に努めていくこととしています。しかしながら、現在の感染症の経過に鑑みれば、大学における教育・研究の活動を相当の期間、以前と同じ状況に戻すことは難しく、十二分な感染防止対策を行った上での活動に制限せざるを得ないと考えています。また、家計急変など困難に遭遇している学生の皆さんへの支援など、喫緊の課題が山積しています。

一方、本学には感染症の病理を解明し、今後の対策に役立てるべく、免疫学、薬学など、生命科学、医科学分野の基盤的研究が多くの研究者により行われています。加えて、感染症の蔓延を如何に制御していくかといった、データサイエンスなど数理情報科学分野の観点からの研究も行われています。それらの研究を深化させ、有機的に統合し、より有効な感染症克服に向けた対策としていくか、多くの分野の知識を構造化し、社会実装するか、研究のあるべき方向性や社会的課題も新たに浮かび上がってきています。これらに対して、合理的な解を出していくことは、理学の普及を目指し、営々と活動を行ってきた本学の責務でもあります。

感染症終息まで長期化が予想され、大学にとっては、事業継続性を問われる死活問題であり、その状況の下で、本来の活動を最大化、最適化、効率化していくことが求められています。同じ問題が社会全体にも起きています。新しい形での大学、新しい形での社会の在り方を探っていかざるを得ません。これは人類が今まで経験してこなかった状況への挑戦であり、同じ危機に遭遇している世界に視野を広げ、共に課題解決を目指し、共創していく機会でもあります。学生の皆さん、教職員の皆さん、高みを目指して、新たな東京理科大学とより良い社会をつくるためにこの困難を乗り切りましょう。

学長松本 洋一郎

EDUCATIONAL
SUPPORT

東京理科大学では、新型コロナウイルス感染症対策の一環で学生の安全と健康を最優先に考えて、オンライン授業を行っています。対面型授業では強く意識していなかったICT利活用の長所や新たな授業改善点を見出すことができています。今後、対面型授業とオンライン授業を機能的に組み合わせて行うことで、より実質的で実践的な教育を進めていきます。社会状況の大きな変化においても十分な教育機会を提供できるよう、並行して支援策も講じてまいります。東京理科大学は、本学が伝統として自負する実力主義教育のもと、学生がSociety5.0で必要となる実空間と情報空間を一体として捉える力を獲得し、社会的課題を科学の力で解決してゆく有為な人材となるための取り組みを進めていきます。

教育担当副学長 渡辺 一之

What's COVID-19?

東京理科大学では、新型コロナウイルスについての正しい理解を促すため、各分野の教員が学生に向けて解説を行っています。今回はその知見をより広く一般に伝えるため、教員による解説動画を公開します。

新型コロナウイルスとCOVID-19の克服に向けて
~ウイルス感染症を理解しよう~
渡辺 一之
副学長

VISION OF TASK FORCE

独自のネットワークと
分野横断的な研究で、
感染の収束を目指す。

6月現在、日本での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は一段落ち着いた感はありますが、世界では毎日10万人程度の新規患者がでており、まだまだ感染拡大は収まっておりません。COVID-19による死者は14日現在、世界全体で43万人を超えました。日本でも将来予想される第2波・第3波の感染拡大に向けて、感染症研究が急務とされています。そこで、本学では研究推進機構 新型コロナウイルス感染症関連研究タスクフォースを立ち上げました。

本タスクフォースの役割は、COVID-19のみならず、インフルエンザウイルスなど新興・再興感染症に対する感染対策を目指した基礎研究を、本学で効率よく展開できるようにすることにあります。新型コロナウイルスのような未知のウイルスが、人類にとって大きな脅威となることが明らかになった現在、この脅威に立ち向かう上で、免疫学、創薬研究、情報科学を基軸とした感染症の基礎研究は、非常に重要な役割を担っています。特にワクチンの有効性を考える上では、このウイルスに対する免疫反応の理解が必要です。実際、17年前に流行した致死率の高いコロナウイルスSARSでは、ワクチンで誘導される抗体が病態の悪化を招く予期せぬ事態を引き起こすことが、基礎研究から明らかにされています。今回のウイルスはSARS とよく似ているSARS-CoV-2と呼ばれています。そのため、同様のことが起こる可能性が十分に考えられます。ワクチンの効果を正確に把握するための前臨床試験は重要です。

そこで、本タスクフォースでは、ワクチン開発や抗体などを利用した免疫療法および、革新的医薬品等の開発を下支えする基礎研究を積極的に支援して参ります。また、本学は医療施設や高度の感染実験を行える設備を持たないことから、外部研究機関との連携や企業などとの橋渡しなどを展開することが重要です。そのため、外部関連研究機関とのネットワーク形成を積極的に進めることも、本学で行う基礎研究を下支えする上で重要な役割となります。

新型コロナウイルス感染症
関連研究タスクフォース
 主査
 久保 允人

感染症に対するTUSの研究 RESEARCH ABOUT INFECTIOUS DESEASE

※本学での研究を行うにあたり、三井住友信託銀⾏株式会社が立ち上げた、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたワクチン・治療薬の開発等を行っている大学への支援を目的とした「新型コロナワクチン・治療薬開発寄付口座」からの寄付金も活用させていただいております。