昼は仕事、夜は大学で研究に没頭 分子の隠された性質を探りたい

秋津研究室 4年 成田 真央
東京都・私立目黒学院高等学校出身

入学の決め手は、化学が好きで比較的学費が安かったことです。昼に働き、夜に学ぶ生活の中で、量子化学計算と錯体の構造に興味を持ちました。理論研究に加えて実験もできる秋津研究室に所属し、アミノ酸を用いた銅(Ⅱ)錯体の抗菌活性について、傾向と機能を研究中です。これまでにアミノ酸の種類が変わると分子の性質が変わることを確認しました。隠された分子の形や性質を探ることにワクワクが尽きません。

印象的な授業は?

無機化学2−2

遷移元素各論や無機反応を実験や大学院入試に関連して学ぶなど、実際の研究に近い形式の授業。知識を研究にどう応用できるかを考える学びを通じ、自分の方向性が固まりました。筆記ではなくスライドで発表する形式の試験も新鮮でした。

3年次の時間割(後期)って?
月 火 水 木 金 土
1 データサイエ
ンスAI概論
2 有機化学7
3 反応速度論 コンピュータ3 量子化学
4
5 分子構造論2 原子核概論 化学熱力学
概論
6 応用物理学2 物理化学実験 力学B 物理化学
2-2
Aフランス語
2b
7 無機化学
2-2

昼間の授業を含め、好きな授業を履習できたものの、スケジュールはかなりタイトでした。参加した学園祭は、学生生活の一大イベントでした。

※内容は取材当時のものです。