量子力学への憧れから理科大を選択 スキルを身につけ将来は専門家に

永田研究室 4年 中山 昌也
高等学校卒業程度認定試験出身

量子力学では、電子や原子核の構造を考える上でスピンという基本的な量があり、このスピンが上向きか下向きかで磁性が変わります。私が取り組んでいるのは、Sr イオンビームのスピンの上下を周期磁場で反転させる研究です。素粒子実験の新たな手法に応用できる可能性があります。量子力学への強い憧れから選択した理科大でレーザーやスピンについての知見を深め、いずれこの分野の専門家になりたいです。

印象的な授業は?

力学演習A

課題を解き、その解答を他の学生に説明するという授業です。自分の考えを納得のいくまで話せるため、物理好きの私には楽しくて仕方ありませんでした。先生や大学院生から鋭い指摘もありましたが、それも理解を深める良い材料になりました。

2年次の時間割(前期)って?
月 火 水 木 金 土
1 地学実験1
2 地学実験2
3
4 発達と教育の
心理学
5 入門相対論 解析力学 Reading &
Writing3
[Academic]
物理数学演習A 地学1 電磁気学演習A
6 道徳教育 Listening &
Speaking3
力学A 物理学実験
1A
熱力学 基礎生物学A
7 力学演習A 入門量子力学 電磁気学1A 物理数学1

教職も必修も科目が増え、レポートと課題に追われて休む暇がなく、土曜も1日大学にいました。そんな中、週末のアルバイトでは、物理を知らない人に説明する力を養いました。

※内容は取材当時のものです。