日常にありふれた身近な世界を 粒子の視点でシミュレーション

秋元研究室 4年 石田 奈津美
群馬県・県立高崎女子高等学校出身

棒の両端を異なる温度に保った場合、時間が経つと内部の温度分布は一定になります。こうした日常にありふれた条件下での粒子の拡散をシミュレーションするのが私の研究です。3年の前期に始まった物性物理学や統計力学の授業を通して、単独だと小さい電子や粒子が物性に大きな影響を与えることに興味を持ちました。理科大には、幅広いことを学んだ後に自分の本当にやりたいことを見つけられる環境があります。

印象的な授業は?

物理学実験1-A

予習、実験、解析、レポート作成といった一連のプロセスに多くの労力を要します。考察にも念を入れた質の高いレポートを書くため、友達同士で励まし合い、初めての徹夜も経験しました。大変でしたが、私にとっては大切な青春の一場面です。

1年次の時間割(前期)って?
月 火 水 木 金 土
1 コンピュータ
リテラシー
線形代数1 化学A
2 中国語
(基礎)
健康スポーツ
A(実技)
Freshman
English1
3 物理学
特別講義1-A
基礎数学演習 微分積分学 哲学1 Reading and
Writing
Skills1
4 力学A 物理学実験
1-A
心理学1
5 力学演習A 囲碁で養うコミュニケーション力
6

課題に追われる日々になかなか慣れず、忙しくてたまらないと感じていました。そんな中、面倒見の良い先生や友人に支えられ、次第に学ぶ楽しさを感じられるようになりました。

※内容は取材当時のものです。