バイオ燃料電池の研究を前進させ 汗でスマホを充電できる未来へ

板垣・四反田研究室 4年 大守 麻尋
大阪府・私立帝塚山学院泉ケ丘高等学校出身

バイオ燃料電池は、酸化反応と還元反応を利用して化学エネルギーを電気エネルギーに変換する装置です。研究室では、汗に含まれる乳酸を燃料としたバイオ燃料電池の開発に成功しました。水を溶剤として使用可能なバインダーをこの電池の材料として、環境負荷の軽減を図ることが私の研究。ウェアラブルデバイスの電源や自己駆動センサへの応用、あるいは自分の汗でスマホを充電するような未来が訪れるかもしれません。

印象的な授業は?

安全科学

化学物質の潜在的な危険性と安全な取り扱い方法などについて学ぶ授業。また、慢心から起きた事故の事例、成果を追うあまり捏造に発展するリスクなども学びます。翌年の研究室配属を前に、研究の基礎知識や心構え、倫理観を養えます。

3年次の時間割(後期)って?
月 火 水 木 金 土
1
2 有機化学実験/無機化学実験 応用界面化学
3 錯体化学 応用物理化学2
4 安全科学
5 先端化学通論2
6

3年前期までに必要な単位はほとんど取り終えていたので、全休の日をつくってアルバイトを掛け持ちしたり、水族館でリフレッシュするなど、自分のやりたいことができる1週間でした。

※内容は取材当時のものです。