「アレルギーを治す薬を作りたい」 夢までの距離を縮める研究を実践

上林研究室 4年 根古谷 怜司
千葉県・県立船橋高等学校出身

幼少期からアレルギーに悩まされ、いつしか治療薬を作りたいという夢を抱くようになりました。現在は、AIを用いて薬の腸管吸収性を予測するモデルの開発に取り組んでいます。実現すれば、動物実験や臨床試験の省略が期待できる上、創薬シミュレーションへの応用も可能となり、夢との距離が近づきます。前例の少ない分野なので大変ですが、その分、成果が得られた時は何事にも代え難い達成感があります。

印象的な授業は?

薬学データサイエンス

数理モデリングと機械学習を学ぶ授業。インプットとアウトプットを行います。薬物の体内動態シミュレーションに加えて、新型コロナウイルス感染人数の予測モデルの作成など、実用的かつ学生の興味を引く内容が特徴的でした。

3年次の時間割(後期)って?
月 火 水 木 金 土
1 薬物動態学
2 製剤物理化学 製剤学
3 創薬化学 化学物質の
生体影響
創薬インフォ
マティクス
薬理学実習/
薬剤学実習
薬理学実習/
薬剤学実習
4 ケモインフォ
マティクス
薬学データ
サイエンス
薬効物理化学
5 宗教学 ゲノム創薬
科学
6

授業内容が高度なので、予習を徹底し、効率的に学ぶ工夫をしました。塾講師やプログラミングサークルでも活動しました。多忙な中でも、気負わず楽しむことが大切です。

※内容は取材当時のものです。