これまでほぼ未開拓だった方法で 火山を解明し防災力の向上へ

佐藤研究室 4年 青山 丈久
埼玉県・県立越谷南高等学校出身

3年次に、「超伝導などの現象がなぜ起こるのか」といった物事をミクロの視点で深く捉える物性論の面白さを知りました。この学問を、以前から興味のあった地学分野に生かせることが、今の研究室を選んだ大きな理由です。これまでほぼ未開拓に近かった火山を「磁場」で調べる研究をしています。いずれ火山災害予測の精度向上などにつながる成果を挙げ、防災面にも貢献したい。そんなビジョンを持って研究中です。

印象的な授業は?

物性論3B

物性論の中の「磁性」について学ぶ授業です。事前に動画を見て、その後の対面授業で友人と議論し、レポートで振り返るという3段階の構成。考える力と議論する力が身に付きます。この授業で使った資料は、今も研究時に重宝しています。

3年次の時間割(後期)って?
月 火 水 木 金 土
1
2 物性論2A/
物性論3A
物性論2C/
物性論3C
統計力学2
3 理科教育論2 政策科学ゼミ 物性論2B/
物性論3B
物理学実験3
4 統計力学2 教育方法・
技術
5 理科指導法2
6

授業の難易度が上がり、教職課程の模擬授業や実験の発表など能動的な授業が増加。一方で学習支援のアルバイトなどやりたかったことも多くでき、入学して最も充実した時期でした。

※内容は取材当時のものです。