- 専攻
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免疫創薬学
- キーワード
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ケモカイン受容体、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)、GPCR会合分子FROUNT、明日からつかえる新薬をつくる
- テーマ例
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❶免疫細胞の遊走・分化・活性化を制御する分子メカニズムの研究 ❷およびこれらを標的とした難治疾患(がん、線維症、疼痛、自己免疫疾患、生活習慣病など)治療薬の開発研究
- 概要
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細胞はどのように異常を検知し、病巣部に集まり病態を制御しているのか?この問いを出発点として、私達は免疫細胞の動きを制御するケモカインやその受容体、さらに細胞内シグナルを調節するケモカイン受容体会合分子に注目しています。ケモカインとその受容体の関係は1対1ではなく、多くの重複性をもっており、なぜこのように複雑なネットワークが進化してきたのかは、いまだに謎です。しかし、様々な疾患に対する治療薬開発が世界的に進められています。私達はこのメカニズムを解明することで、疾患を悪化させる「病態悪化シグナル」を制御できると考え、各病院にご協力をいただいて臨床研究での実証試験も進めています。さらに、この研究は免疫系に加えて神経系の受容体を含む全てのGPCR研究にも応用が期待できます。私達の「明日からつかえる新薬をつくる」研究に興味を持たれた方はtera@rs.tus.ac.jp寺島までご連絡ください。