久保研究室

指導教員
久保 允人 教授 
専攻
分子病態学
キーワード
免疫学,アレルギー学
テーマ例
❶制御T細胞による免疫応答の機構 ❷ヘルパーT細胞(Th1/Th2/Th17/TFH)の分化制御メカニズム ❸サイトカインシグナル伝達分子 ❹病患モデルマウスシステムの構築 ❺T細胞による抗体産生誘導の分子メカニズム ❻遺伝子ノックアウトマウス・トランジェニックマウスの作成
概要
免疫系は数多くの細胞がからみあってその運命決定がなされ、そのお互いのかかわりあいの違いによってその機能の違いが生み出されているわけです。そこには当然のことながら、数え切れないくらい多くの遺伝子の時間的・空間的な発現の変化が関与してきます。特に免疫系の場合、自己・非自己を見分けながら様々な細胞がネットワークを形成し、分化・増殖・機能発現・死が巧妙にプログラムされています。私の研究室では免疫反応の機能発現に直接関連しているサイトカインに焦点を当てて研究を行っています。サイトカインは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報伝達をするとともに、免疫性疾患を司る炎症反応はサイトカインによって規定されていると言って過言ではありません。また、サイトカインは免疫応答に対して促進と抑制の両作用をもつものが存在することにより、過度の炎症反応が起こらないよう巧妙に過剰な免疫反応を調節します。この事から、サイトカインは様々な免疫系細胞の増殖、分化、細胞死を制御する事により、アレルギー炎症・自己免疫性炎症・慢性炎症を構成するとともに、その沈静化を制御する本質とも考えられています。