鳥越研究室

指導教員
鳥越 秀峰 教授  
専攻
生物物理化学、構造生物学
キーワード
生体高分子,がん,老化,ゲノム
テーマ例
❶3本鎖DNA形成による働いてほしくない(例えばがん化した)遺伝子の発現の人工的制御 ❷テロメア結合タンパク質やテロメラーゼによるテロメア調節機構・細胞がん化老化機構 ❸疾患への感染しやすさや薬の効きやすさなどの体質を左右する一塩基多型の検出
概要
生命の設計図である遺伝情報は染色体上の遺伝子に書き込まれています。遺伝子から作り出されたタンパク質が生命現象で重要な役割を演じています。近年、さまざまな生物で、染色体上の全ての遺伝情報を明らかにするゲノム科学の研究が盛んです。この流れの中で、本研究室では、遺伝子の実体であるDNAや遺伝子から作り出されたタンパク質など生体高分子の3次元構造を明らかにし、生体高分子同士が結合する仕組みを明らかにする研究を行っています。この研究を通じて、精緻に構築されている生命現象の分子機構を明らかにするとともに、生命現象を必要に応じて人工的に制御する方法を生み出し、薬づくりなどに役立てることを目指しています。