二国研究室

指導教員
二国 徹郎 教授  
専攻
理論物理学
キーワード
極低温量子気体の理論,量子情報理論
テーマ例
❶冷却原子気体の超流動現象 ❷人工量子系における非平衡現象 ❸量子コンピュータの応用
概要
レーザー冷却などの技術を用いて、ルビジウムやナトリウムなどの中性原子の集団(中性原子気体)を1μK(絶対零度よりも百万分の1度だけ高い温度)以下まで冷やすことが可能になりました。このような極低温の世界では量子力学的な振る舞いが顕著になります。例えば、数百万個の原子の集団が巨視的な物質波として振る舞うことによってボース・アインシュタイン凝縮や超流動と呼ばれる現象が起こります。本研究室ではこのような冷却原子気体が示す巨視的量子現象を理論的に研究しています。また、量子情報理論とその応用についても研究を行っています。