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TUSJournal2014(H26).7.22vol.194増田秀剛理工研・工化・修2ゴールドポスター賞2013年材料技術研究協会白金担持ボロンドープダイヤモンドパウダーの作製と燃料電池触媒への応用2013/12/0706東京理科大学生の各種論文・研究発表等の受賞一覧(2013年10月?12月)竹内勝貴真鍋飛鳥宮本佳保里イノベ研・知財・2薬学・薬学・6優秀発表賞優秀ポスター賞第7回分子科学討論会配位子交換と逆相カラムの駆使による二種類のチオラートにより保護された金属クラスターの精密かつ系統的な合成法の確立第57回日本薬学会関東支部大会凍結乾燥ケーキを用いた粉末吸入剤の微粒子化に及ぼす添加剤の影響石田貴大藏重亘望月義之理工研・機械・修2優秀講演表彰一般社団法人日本機械学会流体工学部門回転チャネル乱流中に発生する大規模間欠構造の強化と減衰総化研・総化・博2総化研・総化・修1優秀ポスター発表賞第3回CSJ化学フェスタ2013受賞一覧第3位入賞第2回LESAsiaPacifiStudentBusinessCompetition"ModernDream"-FRPサンドイッチパネルを利用した低価格住宅のアジアでのライセンスビジネス緒方幹彦新堀佳紀渡辺沙也香2013/10/162013/10/262013/10/282013/11/09辻珠実郡山拓也雪本善和総化研・総化・修1基礎工研・材料・修2理工研・機械・修2野呂田竜史羽鳥伸哉理工研・機械・修1理工研・機械・修1田所弘晃薬学研・薬科学・修1光学活性カルボン酸のLC/ESI-MS/MS用新規誘導体化試薬の開発と唾液中NSAIDs分析への応用2013/11/13橋明史本多史明理学研・数情・修2理学研・数情・修1学生研究発表賞日本計算機統計学会第27回シンポジウム2013/11/15黒岩侑紀黒岩侑紀工学研・機械・修1工学研・機械・修1加井瑞樹中田圭美工学研・機械・修1総化研・総化・修2岡澤梓理工研・工化・修12013/11/132013/11/13安田裕之工学研・電気・博1原島惇本田悠貴工学研・電気・修2工学研・電気・修12013/11/15桑原隆造小川裕一朗工一・電気・4理学研・数情・修2武藤真和鈴木貴士工学研・機械・修1工学研・機械・修2三武良輔野村健太郎工一・建築・2工一・建築・2ポスター賞最優秀賞第29回日本脳神経血管内治療学会学術総会東芝エレベータ株式会社未来エレベーターコンテストPatient-SpecifiCFDによるFlowDiverterを使用した脳動脈瘤治療法の評価2013/11/222013/11/222013/11/22田中洸輔理学研・応物・修22013/12/02佐藤真紀理工研・工化・修22013/11/10PrizeDouble-TieredSwitchedCapacitorBatteryChargeEqualizerWithChainStructureThree-LevelBuck-BoostDC-DCConverterwithVoltage-Lift-TypeSwitched-InductorNaturalSynchronizationSchemebasedonNoise-InducedSynchroinzation総化研・総化・博3総化研・総化・修1受賞者(所属・学年は受賞または発表時)受賞名大会・学会名受賞テーマ等受賞日2013/11/21鉄ポルフィリン導入葉酸修飾リポソームの抗癌評価と作用機構の解明2013/12/07ポスター賞日本腐植物質学会第29回講演会竹材堆肥物由来のフルボ酸を用いた骨再生足場材料の作製科学の未来をひらく「究極のビーム」を世界で初めて生成れまで知られていなかった物質の性質が、解明されるかもしれない……そんな期待を抱かせる研究が行われています。そのカギを握るのが「ポジトロニウム」。電子1個と陽電子1個が互いに電気的に引き付け合うことで形成される、原子に似た存在です。このポジトロニウムが、なぜ物質の性質解明につながるのでしょうか?研究グループの代表である長嶋泰之教授はこう語ります。「現在、物質表面の性質を調べる際には、主に電子が使われています。しかし、電子は電荷(電気を帯びている性質)を持っているため、磁性体や絶縁体などの表面を調べるには不向きでした。その点、ポジトロニウムは、電子のマイナス電荷を陽電子のプラス電荷で打ち消した“中性の電子”とみなすこともできますから、エネルギーを自由に操作して向きのそろったビームにすれば、これまで難しかった絶縁体などの物質の分析が可能になるのです」しかし一方で、「電荷を持っていない」というポジトロニウムの特徴は、「エネルギー可変」という点では弱点となってしまいます。電子は電荷をもっているため、電場(電荷に力を及ぼす空間の性質)によって操作できますが、ポジトロニウムは自由にコントロールできないのです。そこで長嶋教授が注目したのが「ポジトロニウム負イオン」。ポジトロニウムに電子がもう1個付いたマイナスの複合粒子です。「中性のポジトロニウムに電子という“取っ手”をつけてやることで自由に操作できるようにし、操作の必要がなくなったら電子を取り外そうというわけです。しかし、実験に利用できるほど大量のポジトロニウム負イオンを作る方法は確立されていませんでした」長嶋教授らは、まずそれを作りだすことから着手し、タングステンの表面に陽電子ビームを入射することで、ポジトロニウム負イオンを作って表面から取り出すことに成功しました。しかし、この方法での生成率は非常に低く、新たな展開は望めませんでした。そこで、ポジトロニウム負イオンを大量につくるために「タングステンの表面にセシウムを蒸着する」という発想にたどり着きます。結果は、予想をはるかに超えるものでした。「発生するポジトロニウム負イオンの量が2〜3倍に増えることを期待して試してみたところ、なんと200倍に増えたのです」さらに2011年、長嶋教授らは、ポジトロニウム負イオンにレーザー光を照射し、ポジトロニウムと電子1個に分離することに世界で初めて成功。翌年には、真空中でポジトロニウム負イオンを断続的に発生させて加速し、タイミングを合わせてレーザー光を当てることで、エネルギーが高いポジトロニウムビームを生み出すことにも成功しました。「ポジトロニウムビームを利用することで、あらゆる物質の表面分析や、研究手法としての展開が期待されます。さらに、いまだ謎の多いポジトロニウムやポジトロニウム負イオンの性質解明が可能となります」科学の新たな地平をひらく可能性を秘めた「究極のビーム」。今後の展開が楽しみです。こ本学のさまざまな研究の最前線を紹介する「LaboScope」。今回は、物理学の世界で、物質解明のカギとなる大きな革新を遂げた研究をご紹介します。ポジトロニウム負イオン生成装置での実験の様子「ポジトロニウム負イオンの光脱離」の概念図。ポジトロニウム負イオンは、1個の陽電子の周りを2個の電子が回っている状態(上の図)。これにレーザー光を照射することで、ポジトロニウム(電子1個・陽電子1個)と電子に分離するLaboScope4長嶋泰之教授1987年、東京大学理学系研究科(物理学)修士課程修了。87〜2003年、同大学院総合文化研究科助手。03〜07年、東京理科大学理学部第二部物理学科助教授。07年から同教授。理学部第二部物理学科学生ポスター発表優秀賞第24回クロマトグラフィー科学会議2013/11/192013/11/19Effectivenessofsurfacetexturingforimprovingtheanti-seizurepropertyofcopperalloyEffectivenessofsurfacetexturingforimprovingtheanti-seizurepropertyofcopperalloyAstudyonin-situobservationofthemicroflooflubricantontexturedsurface学生ベストプレゼンテーション賞日本熱物性シンポジウム宇宙機用放射率可変素子(SRD)の性能向上に関する研究―元素置換による放射特性の変化―口頭講演賞奨励賞2013年材料技術研究協会討論会塩田修也福井勇人理工・機械・4理工・機械・42013/11/12(ながしま・やすゆき)セレノラート保護金クラスターにおける魔法組成の決定及びその起源解明長鎖アミドアミン誘導体の分子集合体を鋳型に用いたPdナノリングの作製コロイド粒子のトポロジカル制御〜配列・連結・転写・自立〜弾性キャピラリー変調によるフォールディング挙動と三次元光造形体への展開温度応答性ブラシ表面を有するポリスチレンモノリスキャピラリーの調製と生理活性物質の分離挙動評価OutstandingBridgeAward(SecondPrize)BestpaperinsessionSS324-EnergystoragemanagementandapplicationsIIBestpaperinsessionTT0114-DCConversionsystems2BestPosterAwardBestStudentPaperAwardBestStudentPaperAward12thInternationalSymposiumonFluidControl,MeasurementandVisualization,FLUCOM9thInternationalSymposiumonAtomicLevelCharacterizationsAnevaluationofmanipulationforcefordropletbyphotothermalMarangonieffectNITROGENMOBILESTYLEOutstandingPosterPresentationAsianConferenceonColloidandInterfaceScience2013IonicLiquidAssistedSynthesisofTitaniaWiresbySol-GelMethodYoungTribologistAwardマレーシア国際トライボロジー会議2013The3rdInternationalSymposiumonInnovativeMathematicalModellingThe39thAnnualConferenceoftheIEEEIndustrialElectronicsSociety13thJapanInternationalSAMPESymposiumandExhibition(JISSE-13)StudentBridgeContestOurchallengeofdesigningCFRPbridge福井良平工学研・電気・修1福田恭平工学研・電気・修2対角線形判別法における判別点の提案とその数値的評価MA(1)モデルにおける未知母数のバイアス補正ポアソン回帰モデルにおける回帰相関係数2013/11/192013/11/21鈴木将人理工研・工化・修1PosterAwardMassAnalysisbyAr-GCIB-DynamicSIMSforOrganicMaterials2013/12/06eeeeeeeee+++------ポジトロニウム負イオン電子ポジトロニウム123光子