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インドのプネー大学と光触媒の共同研究を実施 (2年度目)
2018年6月10日から6月30日までの3週間、JSTさくらサイエンスプランの支援により、インドのプネー大学から教員2名と優秀な若手研究者・学生の合計7名を東京理科大学野田キャンパスにある光触媒国際研究センターに招へいしました。これはさくらサイエンスプランの共同研究活動コースにて実施しており、今年度は3年計画の2年度目にあたります。交流計画の主な趣旨は、日印共同研究により、光触媒コーティングをテーマにした国際共同研究への発展を見据えた活動となります。
来校2日目にはインドのProf. Gosavi Suresh WamangirとAssist. Prof. Latthe Sanjay Subhashによる特別講演会を行いました。本学学生からも積極的な質疑応答があり、3週間の研究交流のよい滑り出しとなりました。
翌々日からインドグループと本学学生が協力し、積極的に研究活動に取り組みました。実験は2つのグループに分かれ、1つのグループでは本センターに設置の最先端の分析機器や光触媒評価装置を用いた粉末試料の評価を行いました。他方のグループでは大理石への光触媒コーティングを見据え、予備実験としてガラス基板への光触媒のコーティングを行いました。
また、昨年実施した研究内容をまとめて投稿していた論文について、査読結果に対する対応と追試を行い、滞在中に再投稿を行うことができました。結果が待ち遠しいところです。これらの結果を元に更なる国際共同研究へとつながるよう、JSPS外国人特別研究員制度やJSPS二国間交流事業等へ申請をしていく準備を開始しました。
今回のプログラムを通して、プネー大学との人的交流をより深めるとともに、確実な成果を残すことができました。さらに、次への展開を考えた研究も開始することができとても有意義な交流となりました。インドの優秀な先生方や学生と交流を持てたことは、本学の学生に大きな刺激となり貴重な経験となりました。
最後になりましたが、このような機会を作っていただきました、さくらサイエンスプランに感謝いたします。また、本事業を実施するにあたり、学内関係者、特に国際支援課ならびに野田研究推進課の方々にご尽力いただき深謝いたします。
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