2016.07.21 Thursday

本学教員が解明した「IgE型の免疫記憶形成」についての研究成果を日刊工業新聞等が紹介

本学研究推進機構 生命医科学研究所の北村大介教授らが「IgEを産生する免疫記憶」がアレルギーの原因となることを解明したことについて、日刊工業新聞等が紹介しました。

IgE抗体は寄生虫や蜂の毒などに対する免疫応答を担いますが、アレルギー病の原因物質でもあります。正常の免疫応答ではIgEを産生する「IgE型B細胞」は短命であり、免疫記憶を形成しません。北村教授らは、「IgE型B細胞」の抗原受容体である膜型IgEからの自発的シグナルがこの短命化をもたらすことを明らかにし、そのシグナル伝達経路を解明しました。このシグナル伝達に異常が起こると、「IgE型B細胞」が死なずに免疫記憶が形成され、IgEが長期に産生され、アレルギーを発症することがわかりました。

これにより、健康なヒトが花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患にかかる根本的な病因の解明と、アレルギー疾患の根本治療および予防のための新たな分子標的が見出されることが期待されます。

この成果は、免疫学に関する国際学術誌「Nature Immunology」(2016年7月18日)にオンライン掲載されています。

詳細は掲載紙をご覧ください。

■掲載紙
『日刊工業新聞』 2016年7月20日付朝刊
『薬事日報』   2016年7月22日付朝刊
『日経産業新聞』 2016年7月26日付

プレスリリース:http://www.tus.ac.jp/today/20160719101.pdf

北村研究室
大学公式ページ:https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?24b2
研究室のページ:http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~ribsjm/kitamuralab/indexj.html

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