2015.04.23 Thursday

本学教員ら研究グループが解明したイネ葉緑体の再利用過程について日経産業新聞等が紹介

本学理工学部 応用生物科学科 朽津和幸教授らの研究グループが、生物が自らの細胞の一部を分解するための機構で、自食作用とも呼ばれる「オートファジー」が、イネの葉緑体を分解する役割を担っていることを解明したことについて、日経産業新聞などが紹介しました。なお、この研究は東北大学、東京工科大学と共同で行われているものです。

私たちの主食でもある米が稔る過程では、イネが光合成などにより得た栄養を再利用しながら成長します。しかしこの際、葉緑体内の窒素などの栄養をどのようにリサイクルするのか、詳しい仕組みは解明されていませんでした。
今回の研究成果により、成長の過程で光があたらなくなった葉などにある葉緑体を「オートファジー」により分解し、日の当たる葉や種(米)に分配していることが解明されました。

朽津教授らは、昨年、オートファジー能を欠いたイネの変異体では、花粉の発達・葯の開裂・脂質代謝などに異常が生じ、イネの正常なライフサイクルが回らない(種子が稔らない)こと、すなわち、オートファジーが花粉の成熟や代謝の制御に重要な役割を果たすことを発見しました(http://www.tus.ac.jp/today/2014/04/20140328172514.html)が、今回の研究成果により、オートファジーが葉緑体のリサイクル機構にも関与することが解明されました。
オートファジーを制御すると、今と同じ量の肥料でより多くのイネを収穫できることが期待されています。

詳しくは掲載紙をご覧ください。

■掲載紙
『日本農業新聞』       2015年4月10日付
『日経バイオテク on line版』 2015年4月14日付
『日経産業新聞』       2015年4月16日付
『化学工業日報』       2015年4月16日付
『科学新聞』         2015年4月24日付

プレスリリース「イネ葉緑体の再利用過程を解明-蛍光タンパク質で視るイネ体内の自食作用-」
http://www.tus.ac.jp/today/2015040804_01.pdf

朽津研究室ホームページ
研究室のページ:https://www.facebook.com/KuchitsuLab
大学公式ページ:http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?32ee

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