2014.03.07 Friday

研究等の成果が優秀な学生を表彰

平成26年3月6日、葛飾キャンパスにおいて平成25年度東京理科大学学生表彰式が行われました。この東京理科大学学生表彰は、研究等の成果が特に優れていると認められる等の学生を対象としており、今年度は下記の15名が表彰されました。

理学部第二部 数学科 4年 下川 拓哉さん
  • 1.学部4年生であるにも関わらず、本学理学研究科数学専攻博士後期課程における学位論文審査受付基準(査読のある数学の欧文専門誌に2編以上の論文を刊行)の半分を既に超えている。
    論文名:Decomposition of symplectic structures
    掲載誌名:Transnational Journal of Mathematical Analysis and Applications
    巻・号・ページ・掲載年:1巻 1号 27-44頁 2013年
  • 2.成績内容も高く評価される。
理学研究科 応用物理学専攻 修士課程 2年 田中 洸輔さん
「はやぶさ」のような宇宙機内の温度を調節するラジエータについて、駆動機構なしに熱放射率を最適化するデバイスの物質開発を行い、はやぶさ搭載型より性能向上したモデルの開発に成功した。
  • 1.日本物理学会2回、応用物理学会・日本熱物性シンポジウム各1回(全て口頭)、国際学会(APPC12)1回(口頭発表)において上記の成果を発表した。APPC12は物理分野全体の会議で、招待講演を除く一般講演者は約1,050名、そのうち800名強はポスター、口頭発表の大半はシニア研究者だったため、院生で口頭発表に選ばれたことは評価に値する。
  • 2.昨秋の日本熱物性シンポジウム(規模500名程度)で、「学生ベストプレゼンテーション賞」を受賞し、その手記は学会誌「熱物性」2月号に掲載予定。
  • 3.日本の宇宙開発に直接的に貢献する顕著な成果を、修士課程のわずか2年の間に挙げた。
総合化学研究科 総合化学専攻 修士課程 2年 吉田 紘章さん
次世代電池としてナトリウムイオン電池材料に関する研究を行ってきた。特に早期実用化を目指して、高容量・高出力な正極材料の開発に取り組んだ。
  • 1.学部4年時に電気化学会第79回大会において、優秀ポスター賞を受賞した。(会員数5200名以上)
  • 2.米国電気化学会ECS等の国際学会で2度の英語ポスター発表を行っている。
  • 3.修士までの学術論文の業績が顕著で、Electrochemistry Communications誌、Chemical Communications誌に第一著書として研究成果が掲載された。
工学研究科 建築学専攻 修士課程 2年 堀江 優太さん
工学研究科 建築学専攻 修士課程 2年 小林 翔さん
下記の設計競技に応募し、優れた成果を挙げた。
  • 1.2013年1月16日に開催された「第1回大東建託・賃貸住宅コンペ」で1次審査の6点に選ばれた。(応募総数約1,198件)
  • 2.2013年2月2日に東京国際フォーラムで公開2次審査が行われ、最優秀作品賞に選出された。
理工学研究科 応用生物科学専攻 修士課程 2年 林 耕磨さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.Nature PablishingのScientific ReportsにArticle論文を第一著者で発表した。
  • 2.自ら実験したデータに基づき、英語論文「Hayashi,k.,Hasegawa, J., Matsunaga, S.(2013) The boundary of the meristematic and dlongation zones in roots: endoreduplication precedes rapid cell expansion. Sci. Rep.,3,2723(8pages)を投稿し、本研究成果は国内外で大きな反響を呼び、日経産業新聞(2013年10月16日付)やYahoo Newsなどで、「東京理科大学理工学部修士課程・林耕磨氏らが・・・」の形で報道され、本学理工学部の研究力を内外に示すことに大きく貢献した。
基礎工学研究科 電子応用工学専攻 修士課程 2年 村上 郁矢さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.電気学会技術委員会奨励賞(平成25年3月7日) (電気学会 個人会員:24,000人、法人:500社)
  • 2.電気学会研究会奨励賞(平成25年9月5日)
  • 3.IEEE Information Theory Society Japan Chapter Travel Support Award for Young Researchers(平成24年10月30日)(IEEE Japan Chapter 会員数:13,000人)
  • 論文タイトル 「L1近似による複素係数を有するFIRディジタルフィルタの設計」 掲載論文誌名 電気学会 論文誌C Vol.134、No.3(平成26年3月)
基礎工学研究科 材料工学専攻 修士課程 2年 佐藤 健さん
ポリエチレングリコール誘導体と金属イオンからなるハイドロゲルに関する研究を精力的に行い、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.国際会議6件(うち査読付き3件、うち2件は平成26年3月に発表予定)において発表
  • 2.国内学会13件(口頭8件、ポスター5件、うち1件は平成26年1月発表予定)において発表
  • 3.Physical Chemistry Chemical Physics誌に掲載
  • 4.平成24年9月の高分子学会ゲルワークショップin名古屋で優秀ポスター賞受賞(会員1万人)
  • 5.平成25年1月のインテリジェント材料システム研究会主催のインテリジェント材料/システムシンポジウムにおいて奨励賞受賞(学会員150人)
  • 6.平成25年12月の第23回日本MRS年次大会において奨励賞受賞(学会員900人)
  • 7.平成25年4月に、つくばナノテク拠点産学独連携人材育成プログラム(オナーズプログラム)に採択され(申請者30名中11名採択)、同プログラムのスーパーRAとして活躍。
理学研究科 物理学専攻 博士後期課程 3年 大橋 純子さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.8編の査読付き学術論文を執筆、7編が出版された。
  • 2.修士課程時より、精力的に研究に取り組み、修士1年時の暗黒エネルギーに関する論文が評価された。
  • 3.2013年には5編の学術論文を執筆し、3月に公表されたPlanck衛星による最新の宇宙背景輻射の温度揺らぎの観測データを用いて、インフレーション模型の選別を世界に先駆けて行った。
  • 4.非等方インフレーションを起こす新たな理論的な模型を構築し、その観測的な兆候について議論し、その研究は世界的に注目されている。
  • 5.5回の国際会議および国内の様々な会議で口頭発表を行った。
  • 6.2013年10月に韓国で開かれた国際会議に招待され、口頭発表を行った。
理学研究科 数理情報科学専攻 博士後期課程 1年 川崎 玉恵さん
現在、統計科学の一分野である多変量統計解析の理論と応用の分野で、主として平均ベクトルに関する検定問題を研究している。
  • 1.学術論文3編(うち査読付き2編)を発表し、口頭発表は国内11回、国際会議で1回行っている。
  • 2.2013年度応用統計学会年会(会員数約550名)で、優秀ポスター発表賞を受賞した。
  • 3.スウェーデンのKTHのRoyal Institute of TechnologyのPavlenko教授と共同研究を行っており、昨年8月にはスウェーデンに出張した。
総合化学研究科 総合化学専攻 博士後期課程 3年 新堀 佳紀さん
金属クラスターの精密合成に関する研究を行い、従来技術の一段上を行く、超高分解能での金属クラスターの精密合成技術を確立した。
  • 1.Journal of the American Chemical Society(アメリカ化学会)、Nanoscale(英国王立化学会)、Chemical Communications(英国王立化学会)、及びPhys. Chem. Chem. Phys.(英国王立化学会)に論文が掲載された。
  • 2.上記のPhys. Chem. Chem. Phys.は同誌のFront Coverに、NanoscaleとChemical Communicationsに掲載された論文は同誌のBack Coverに選出された。
  • 3.全国規模の分子科学討論会(会員数1,400名)にて優秀ポスター賞を受賞した。
  • 4.学部4年次には、小玉記念科学賞(化学科主席)を受賞している。 5.公的資金にて、インド工科大学マドラス校に3ヶ月間の国際留学を行った。 6.特定研究助成金に採択された。
総合化学研究科 総合化学専攻 博士後期課程 3年 峯木 紘子さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.「キラリティーの起源」に関する極めて重要な研究成果を挙げた。
  • 2.キラリティーの起源に係る重要な現象を発見し、著名な米国化学会誌J. Am. Chem. Soc., 2010, 132, 2824を初め複数の国際誌に論文発表した。
  • 3.キラリティーで最も高レベルな国際学会Chirality(参加者約300名)2011でthe First Prize for Poster表彰を受賞した他、計4回ポスター賞を受賞した。
理工学研究科 応用生物科学専攻 博士後期課程 3年 志村 聡美さん
生物学から化学に及び幅広い知識、実験技術を持ち、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.4報の学術論文に掲載
  • 2.日本科学協会・笹川科学研究助成金に採択
  • 3.抗C型肝炎ウイルス活性をもつ物質MA026の合成及び生物活性に関する研究成果において、国際的に高く評価されている。
  • 4.化学系トップクラスの学術雑誌Journal of the American Chemical Societyに筆頭著者として論文を投稿した。
理工学研究科 土木工学専攻 博士後期課程 1年 染谷 望さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.「鋼材腐食の数理モデルに基づく表面含浸工法を適用したコンクリート構造物の耐久設計」で、平成24年度の吉田奨励賞を受賞した。(博士課程在籍者の受賞は極めて稀である。)
  • 2.査読付論文2編(国内)、同2編(国際)、査読なし学会発表12編(連名の6編を含む)
基礎工学研究科 材料工学専攻 博士後期課程 2年 廣戸 孝信さん
自身の研究において、下記の優れた業績を挙げた。
  • 1.「正20面体磁性クラスター」に関する研究を行い、これに起因する新しい磁気転移を次々と発見し、同クラスターの磁気秩序という未曾有の学問領域を開拓している。
  • 2.フランス、イギリス、アメリカの放射光施設で5回にわたり放射光実験を行うなど、当該分野での今後の発展が最も期待される若手研究者。
  • 3.Physical Review Bの速報誌(Rapid Communication)をはじめ、世界的に権威のある雑誌に計5報が掲載され、現在2報の論文を投稿中。
  • 4.昨年ポーランドで開催された当該分野で最も権威のある第12回準結晶国際会議(参加者約150名)では、院生には珍しく口頭発表に採択され、国際的にもその研究が高く評価されている。

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