| センター長 | 生命科学研究所 教授 安部 良 |
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| 研究内容 | 本学が有する基盤科学技術と臨床現場との連携に基づいた革新的がん医療科学技術の創成 |
| 目的 | 「ものづくり」に関わる理工薬学の研究の場と、「がんの生命科学」の研究の場、さらに「がん臨床医療」の現場との連携により、がん医療の基盤となる先端科学技術の創出と応用の拠点を形成することを目的とする。 |
| メンバー | メンバーリストはこちらから |
設置に至る経緯
3年前のグローバルCOE応募に向けて学部、研究科の枠を越えた有志による話し合いの中から、教員間の研究を通じての交流の場としての「東京理科大学研究者ネットワーク」を立ち上げた。このネットワークは、異分野領域の理解を通じて、個々の研究の拡がりだけでなく、融合領域、新領域の開拓・創成を目指した。また、このメンバーを中心に、がん関連の研究を行っている研究者に呼びかけ、平成19年より国立がんセンター東病院との連携のもとに、がん総合研究センター研究会を開催してきた。さらに、平成21年からは学生、教職員全員を対象にしたがん専門医と本学の教員のペアによる講演会シリーズ「今さら聞けないがんのはなし」を発足した。この講演会は年6回開催する予定で、すでに3回行われた講演会には毎回、130名をこえる学生、教員、職員が参加している。
このような経緯、実績を踏まえ、さらに実質的な共同研究を通して具体的な成果を上げるために、本年度の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に応募し、採択され、がん医療基盤科学技術研究センターとしての実質的な活動開始に至った。
本研究センター設立の意義
医療の最先端においては、これまで脇役にすぎなかった医学以外の科学技術、すなわち理学、工学、薬学、生命科学が革新的な医療開拓の鍵となっている。東京理科大学は、理工系総合大学として、多彩多様に細分化した専門分野を高度に発展させてきている。本拠点では、医学、分子生物学、薬学に加え、数学、情報科学、応用生物科学、工業化学 、機械工学、材料工学、生物工学の多彩多様な研究分野で活動する研究者が、「がん医療の基盤となる先端科学技術の創成」を旗印に、異分野研究者ネットワーク型プロジェクトワークを実施する。
本拠点のさらなる特長は、距離がわずか3 kmと非常に近隣に位置し、日本でも有数のがん専門の医療機関である国立がんセンター東病院と強力な連携体制を敷いているという点である。国立がんセンター東病院に併設されている臨床開発センターでは、高度な画像診断法の開発による、画像に基づく過不足のない外科、内科、放射線科的治療法の確立や、がんの臨床的および生物学的特徴の解明による根治的薬物療法の開発に取り組んでおり、本拠点が目指すがん医療のための基盤科学技術の創出への協力拠点として理想的な場である。
このような「ものづくり」と「がん医療」の連携により創出される我が国発の革新的な科学技術をベースとした、治療薬、診断機器、医療機器などの医療技術開発は、我が国の今後の産業の発展の基礎として大きな意味をもつ。
研究グループ、チームの構成とプロジェクト
可視化・認識工学連携グループ
NIR励起蛍光を示す希土類含有発光ナノ粒子とSPECT/CT用プローブのハイブリッドプローブの作製とマウスのSPECT/CTを用いた、画像情報解析システムの開発を通じて、がんの発生・転移の早期発見が可能な可視化技術創成を目指す。
創薬・DDS科学連携グループ
バイオデバイスチーム
がん細胞の選択的収集や、薬剤感受性試験に応用できる細胞整列シリコンデバイスの開発、さらにナノ物質(ナノバブル)調製のために必要な新規な界面活性物の探索を行う。
創薬チーム
有機化学・錯体化学・分子集積化学・光化学に立脚する抗がん剤とがん細胞分析法の開発 及びファージディスプレイ法を用いた機能性小分子の機能評価
数理情報科学連携グループ
数理・情報解析チーム
臨床データに基づいた予後・治療効果判定、再発診断のために時系列的な変化のコンピュータ予測モデルの作成
生物材料チーム
HLA-がん拒絶抗原ペプチド複合体を認識する抗体の作製とそれを用いたがんの診断・治療法の開発











