研究部門・研究センター等の紹介

光触媒国際研究センター

センター長  学長 藤嶋 昭 
研究内容 光触媒技術の深化により実用的な環境浄化・エネルギーに関わる総合システムの構築 
目的 セルフクリーニング、環境浄化、人工光合成を三本柱とした、光触媒に関する研究を行い、植物工場などへの応用を考え、光触媒技術を新たなステージへと進化させる研究開発を目的とします。 
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【研究成果ハイライト2015】

設置の経緯と趣旨

本センターは光触媒及び関連分野の競争力強化のために必要な光触媒総合システムの戦略的研究開発と、光触媒によるグリーン・イノベーションを担う優秀なグローバル人材を育成する拠点として、経済産業省「イノベーション拠点立地支援事業(技術の橋渡し拠点整備事業)」に採択され、前身のエネルギー・環境光触媒研究部門を発展的解消し、平成25年4月にスタートしました。

センターの目的

光触媒は日本発の世界をリードする科学技術の一分野であり、エネルギー・環境問題を解決する科学技術として将来性が非常に注目されています。現在、主に使用されている光触媒の代表例としては「酸化チタン」があります。酸化チタンに太陽光などの光が当たると、「酸化分解力」と「超親水性」の二つの機能が発現します。「酸化分解力」は消臭、抗菌、防汚などに、「超親水性」効果は防曇、防汚(セルフクリーニング効果)などに有効です。さらに、まだ実用化までには至っていませんが、光触媒のホンダ・フジシマ効果による水の水素、酸素への完全分解は人工光合成の可能性の観点からも、長年活発な研究開発が続けられています。

近年の光触媒及び関連する技術は、住宅関連分野、浄化機器分野、生活・医療分野を中心に応用展開され、光触媒評価の標準化(ISO)に関する国際協調事業も進行しています。しかしながら、いくつかの課題は依然として残されたままです。例えば、蛍光灯の光でも屋内を十分浄化できる高効率可視光応答型光触媒の開発や、細胞生物学・微生物学や光線力学療法を融合させた殺菌・治療技術の確立、そして、光触媒反応発見以来の重要な課題ともいえる。実用的な量の水素を生成できるような光触媒水分解システムの構築、さらに、可視光応答型光触媒の性能評価試験方法に関する国際レベルでの標準化などがあげられます。

光触媒国際研究センターでは、それらの課題を踏まえ、これまでの実績を基に、産学官の協同による実証研究によって光触媒を総合システムとして開発していきます。これによって、光触媒研究がさらに発展し、実用的な環境浄化・エネルギーに関わる総合システムの構築を目指します。

センターの特色

本センターは、最先端の研究を遂行するばかりでなく、学内外の研究者が参加できる光触媒研究拠点の形成を目指しています。本センターの特徴は、国内外からの若手研究者を参加させることにより、人材育成と国際交流を計るところにもあります。また、外部の研究機関や産業界からの共同研究者をお迎えして、基礎研究から製品化・市場開拓まで幅広く取り組むところにも特徴があります。このように、光触媒研究を総括的に進めていきます。本プロジェクトで得られる成果は、社会的関心が高いエネルギー・環境問題解決に向けたサイエンス・テクノロジーの一分野を打ち出せるものと期待できます。さらに、材料開発やその製造プロセスに関する成果は、周辺の研究分野への大きな波及効果が期待されます。

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今後の展開

光触媒市場の裾野を拡大させるオリジナルかつ世界最先端の成果を出し、光触媒のメッカとなるよう、世界規模での拠点を目指します。

センター長からのコメント

光触媒にはまだまだ様々な可能性やチャンスがあり、それに向かってチャレンジしていくことが重要であると考えています。本センターがメッカとなって、光触媒によるグリーン・イノベーションを担う優秀なグローバル人材を育成するとともに、世界中に情報発信し、光触媒の普及・発展をリードしていこうと考えています。

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