研究部門・研究センター等の紹介

医理工連携研究部門

部門長  生命医科学研究所 教授 安部 良 
研究内容 本学に存在する先進科学技術を集約し、加齢関連疾患の予防、治療法の開発を目指す 
目的 健康長寿社会の実現に向けて、本学で涵養されてきた高度な科学技術を分野横断的に集 約・連携し、寝たきりや認知症の予防、がんや心臓・脳神経疾患、アレルギーなどの慢性疾患 の早期診断・治療法の開発を目指す 
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【研究成果ハイライト2016】

設置に至る経緯

8年前のグローバルCOE応募に向けて学部、研究科の枠を越えた有志による話し合いの中から、教員間の研究を通じての交流の場としての「東京理科大学研究者ネットワーク」を立ち上げた。このネットワークは、異分野領域の理解を通じて、個々の研究の拡がりだけでなく、融合領域、新領域の開拓・創成を目指したものであった。その後、このメンバーを中心に、国立がん研究センター東病院との連携のもとに、革新的ながんの診断・治療法の開発を目指し、平成21年に「がん医療基盤科学技術研究センター(CTC)」を設立した。CTCは、医学部のない本学にとって医療・医学領域への初めての組織的な取り組みであったが、その活動の中で、国立がんセンターの医師による計21回の講演会を開催し、本学の教員・学生のがん医療への理解を深めるとともに、学内公募等を通じて、これまで医療・医学の研究に関与してこなかった工学系、理学系の教員の参加を得、多くの成果を上げることができた。CTCは平成25年度に終了となったが、そこで培われた学内外での医理工連携ネットワークの維持、拡大と、進行中の研究・開発の継続、得られた研究成果の実用化を推進するとともに、CTCにかわる医理工連携プロジェクトを担う新たな研究センターの設立に向けての準備を進める組織として本研究部門を設立した。

本研究部門設立の意義

我が国の平均寿命は男性80歳、女性86歳と、世界有数の長寿国となったが、サステナブルな健康長寿社会の実現には、病院主体の医療から在宅医療への転換や、寝たきりや認知症の予防、がんや心臓・脳神経疾患、アレルギー・自己免疫などの慢性疾患の早期診断・治療法の開発が必須である。本研究部門では、理系総合大学である本学でこれまで涵養してきた高度に専門化した科学技術を分野横断的に集約・連携し、学外医療機関との密接な連携体制のもと、革新的な医療技術を創出することで健康長寿社会の実現に貢献することを目指す。

研究内容、研究チームの構成とプロジェクト

本拠点形成は、理工薬学の研究の場と、医療、介護、健康維持に取り組む現場とのネットワークにより、健康長寿社会の実現の基盤となる先端科学技術の創出、育成、そしてその応用の拠点を形成するとともに、異分野研究者ネットワーク型プロジェクトの実施拠点を形成することを目的とする。本拠点では、ロボット工学、微細加工、流体力学、画像処理、電子制御などの機電領域、医用高分子、無機材料、ナノ粒子などの材料分野、機械学習、ビッグデータ、バイオインフォマティックスなどの情報科学、創薬、有機化学、生命科学、医学などの医・薬学の専門家が異分野連携を前提とした基幹プロジェクトに取り組む。

先進的予防・診断技術開発チーム

リキッドバイオプシーや未開拓診断光を利用した早期病変発見技術の開発、脳動脈瘤の成長・破裂にかかわる因子の測定システムによる病態予測、また、病気を予防する生活環境作りを目指す。

新規治療技術開発チーム

がん・免疫性疾患(アレルギー・リウマチ)・感染症の治療のための化合物や生物製剤の開発、複合画像診断による3次元情報を活用した治療システムの開発、難治性がんに対するホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の臨床導入に向けて、安全性、有効性の向上に取り組む。

機能回復技術開発チーム

在宅医療・介護ロボットの開発、新素材・新技術による人工臓器・治療機器、およびその補助システムの開発、機能回復、再建を目指した再生医療技術の開発を目指す。

個別化医療技術開発チーム

大規模臨床オミクス情報を利用した個別化医療技術の開発、計算科学による経過予想、治療法選択技術創成、誘導性抗体産生細胞によるオーダーメイドがん治療法の開発、新規インフルエンザワクチンの開発、そして経営工学に基づく医療システム開発を行う。

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