理科大の名物教授を紹介。
今回はコロナに立ち向かう教授たちが登場。

コロナに立ち向かう!理科大教授図鑑-新型コロナウイルスと戦う先生たち編-|RikaRika WEB|東京理科大学 コロナに立ち向かう!理科大教授図鑑-新型コロナウイルスと戦う先生たち編-|RikaRika WEB|東京理科大学

渡辺雄貴准教授
教育支援機構 教職教育センター
大学院理学研究科 科学教育専攻
東京都出身/A型/おうし座
教育工学の視点から大学教育の継続を考える
研究分野:
教育工学
「教育の方法や効果を研究し、教育をデザインしています」
好きな食べ物:
ステーキ
「アメリカンな、肉肉しい赤身が好きです」
好きな言葉:
とりあえずやってみる!
「わからないことがあっても、やってみるという精神が大事」
好きな映画:
Friends
「映画よりも、ドラマ派。Friendsは生きた英語が学べます」
好きな本:
情報生産者になる
「情報消費者から、生産者になるための方法が学べます」
海外出張、特にアメリカでは、国際会議の発表後に学生とステーキやプライムリブを食べに行くことにしています。これ一人前ですよ。
Q. 新型コロナウイルスに関して思ったことは?
パンデミックがこんなに簡単に起き、大学が閉鎖されたことに驚きました。教育も研究も止めたくないと最初に思いましたね。
Q. 新型コロナウイルスに関して研究していることは?
私は教育工学者ですから、この状況下での大学教育をどのように継続していくかについて、研究知見を用いて研究しています。
Q. 先生が考える新型コロナへの対策は?
何よりも、学生が学び続けられることが重要だと思っているので、どのようにすれば学生がより良く学べるかを考えています。
Q. STAY HOME中の趣味は?
料理をちゃんとするようになりました。週末は、今年度に行く予定だった国の料理などにチャレンジしています。
コロナ禍でも楽しめることを探して、楽しむ。ずいぶんレシピが増えました。
ステイホーム中の学生に向けて一言
慣れないオンライン授業をしているのは、先生も一緒です。授業でわからなかったことは、先生や友達にどんどんぶつけましょう!
倉渕隆教授
工学部 建築学科
東京都出身/A型/おひつじ座
コロナ対策に効果的な換気方法を研究中
研究分野:
換気効率、換気力学、換気設備
「換気の観点から、室内環境の快適性を追求しています」
好きな食べ物:
焼肉、寿司、ステーキ、カレー
「どれも甲乙つけがたい。食の好みはお子様と同じです」
好きな言葉:
持続する意思
「持続が一番難しい。でも、諦めずに信じ続けることが大切」
好きな映画:
アマデウス
「天才と同時代に生きた凡人の悲哀がよく描かれています」
好きな本:
ローマ人の物語
「世界のルーツである、古代ローマの歴史を学べます」
2016年にはデンマークで開かれた学会に参加しました。写真は、現地で風に立ち向かっているところです。
Q. 新型コロナウイルスに関して思ったことは?
学会の論文の一部が、意図と異なる切り取られ方をして報道されてしまい、「注目されるとはこういうことか」と実感しました。
Q. 新型コロナウイルスに関して研究していることは?
どれだけ換気を行えばよいか目安を示すべく、効果的な換気方法や飛沫濃度の空間分布の計算予測、感染確率の予測などを研究中。
Q. 先生が考える新型コロナへの対策は?
室内空気の分布が重要。換気効率の概念を応用し、室内にウイルスを広げない換気手法を導入できればと考えています。
Q. STAY HOME中の趣味は?
コロナ前よりも忙しさが増し、ずっと仕事をしていますが、息抜きにテニスをして意識的にリフレッシュしていました。
カラオケにおける感染防止に有効な、換気対策をシュミレーション。
ステイホーム中の学生に向けて一言
ある意味、いくらでも勉強できる機会です。時間が豊富にあるのは学生の特権。目標を定めて努力すれば大きな成果が得られると思います。
青木伸教授
薬学部 生命創薬科学科
北海道出身/おひつじ座
抗コロナウイルス薬の設計・開発を目指す
研究分野:
生物有機化学、生物無機化学、超分子化学
「生物の仕組みを解明し、医薬品の開発・研究に生かす学問」
好きな食べ物:
特定のものはなく、なんでも好きです
「特段、好きなものもなければ、嫌いなものもありません」
好きな言葉:
不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる
「いつも私の頭に浮かぶシャーロック・ホームズの言葉です」
好きな映画:
Star Trekシリーズ
「未来が舞台の物語なので、参考になるアイデアが豊富」
好きな本:
シャーロック・ホームズシリーズ
「高校時代によく読んでいました。謎解きがおもしろい」
「Spy Game」や「Contact」などの映画もオススメ。学生たちには、本を読むことで知識の幅を広げてもらいたいです。
Q. 新型コロナウイルスに関して思ったことは?
潜伏期間が長い上に感染力が強くて感染が拡大しやすく、重症化要因が不明でやっかいなウイルスだと感じました。
Q. 新型コロナウイルスに関して研究していることは?
国立感染症研究所や鹿児島大学などと協力して、臨床薬からの抗ウイルス活性化合物の探索と、新薬の設計・合成を行っています。
Q. 先生が考える新型コロナへの対策は?
ウイルスはヒトの細胞内反応システムを利用して感染、増殖しますので、それを止める薬剤を作りたいと思います。
Q. STAY HOME中の趣味は?
抗ウイルス活性が確認された既存の薬の構造と薬理作用から、新しい抗ウイルス薬のヒントを考えていました。
研究室にて。薬を作るための反応を行っているところ。
ステイホーム中の学生に向けて一言
身体は「ステイホーム」でも、頭まで家にいてはもったいない。今こそ頭の中で「go to science and the world」してください!
牛島健夫准教授
理工学部 数学科
東京都出身/O型/おひつじ座
感染症の数理モデルを微分方程式で紐解く
研究分野:
偏微分方程式とその数値解析
「物事の状態を記述する方程式を、数学的に解析しています」
好きな食べ物:
お酒に合う食べもの
「ワインや日本酒など、お酒によって好きなものが変わります」
好きな言葉:
百尺竿頭進一歩
「万全を尽くしても、もう一歩がんばる。一つの理想ですね」
好きな映画:
風の谷のナウシカ
「エンターテインメントとしてすごく楽しめる作品です」
好きな本:
対称性の破れが世界を創る-神は幾何学を愛したか?
「数学に関する啓蒙書ですが、話題が豊富でおもしろい」
オランダ・ライデンで泊まったホテルの隣にあったパブは、たくさんの種類の生ビールが味わえる本格的なお店でした。料理とビールの相性も抜群。
Q. 新型コロナウイルスに関して思ったことは?
感染症の数理モデルの研究を行っていながら、専門的な準備ができていなかったことにじくじたる思いでした。
Q. 新型コロナウイルスに関して研究していることは?
微分方程式で表される感染症の数理モデルを研究しています。感染症の伝播や防止策に興味を持っています。
Q. 先生が考える新型コロナへの対策は?
必要以上に恐れず粛々と行動しながらも、節度を持って一人ひとりが感染予防に努めるという意識を持つことです。
Q. STAY HOME中の趣味は?
読書、家飲み、ネットショッピング。ついついポチって、たくさん買ってしまうので、安物買いの銭失い状態です。
スペイン・バレンシアで、ピンチョスとビールを堪能。楽しくお酒が進みました。
ステイホーム中の学生に向けて一言
毎日を楽しく過ごしましょう。そして、ちょっと難しい本を読んだり楽器を始めたり、新しいことにも挑戦してほしいですね。