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サトウ カイセイ
佐藤 魁星  助教
東京理科大学 工学部 機械工学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(7件)
グループ ナノテク・材料、環境
研究・技術キーワード トライボロジー,メカノケミストリー,機械要素
研究・技術テーマ
  • 原子間力顕微鏡を用いた摩擦界面における反応膜成長過程観察
  • 電気自動車のモータの高回転化に向けた耐疲労特性向上に向けた研究
  • 細胞表面のナノメカニクスとナノトライボロジー
研究・技術内容 メカノケミストリーが支配する化学反応においては,機械的な圧力・せん断により,温度上昇だけでは,不可能な化学反応が進行する.機械的な相互作用を活用し分子の乖離・結合を制御することで,今までにない化学反応を促進・制御が可能となる.また,メカノケミストリー現象は,化学分野だけではなく,圧力・せん断が作用する実摺動部品においてもその現象が支配的なことが提唱され始めている.トライボロジー分野においては,昨今のSDGs達成ため,更なる省エネルギー性能向上の実現が急務である.持続可能な社会実現のためには,低摩擦特性の実現や,摩耗不良の低減が求められる.潤滑油添加剤は,摩擦面の応力場・せん断場により,誘起されるトライボケミカル反応により摩擦面上にナノメートルの薄膜を生成することが知られており,トライボケミカル反応膜の観察には,動的にナノスケールの界面での化学反応を直接観察することが必須であるが,原子間力顕微鏡を用いることで,ナノ形状・ナノ摩擦変化を動力学的に観察することが可能なった.動的なトライボケミカル反応の現象の解明が達成されようとしており,影響因子を特定し,反応制御へと展開することが研究目的である.
産業への利用
可能な産学連携形態
具体的な産学連携形態内容
その他所属研究機関
所属研究室 佐々木研究室
所有研究装置
SDGs