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サキヤマ ナツヒコ
崎山 夏彦  助教
東京理科大学 工学部 建築学科
プロフィール | 研究シーズ | 担当授業(8件)
レフェリー付学術論文(1件) | レフェリー付プロシーディングス(6件) | その他著作(19件) | 学会発表(4件)
グループ IT、その他
その他 : 建築構造
研究・技術キーワード 応用力学、鋼構造、構造ヘルスモニタリング、IoT
研究・技術テーマ
  • 温度計測による鋼部材の損傷度評価
  • 環境発電を活用した構造ヘルスモニタリング
  • IoT技術を用いた構造部材の損傷度評価
研究・技術内容 自然災害により、都市で建物の損壊による被害が生じ、被災者が長期の避難所生活を余儀なくされるといった問題がみられています。都市の復旧には建物の復旧が欠かせないですが、そのためには建物の診断が求められます。しかしながら、建物の診断には、専門家や地方行政機関の公務員などの現地調査が行われますが、被災地での診断には危険が伴い、多大な労力と時間を要します。そのため、近年はセンサを使い建物の構造的健全性を持続的に診断する、構造ヘルスモニタリング(SHM)が注目されています。 本研究は、鉄骨建築物の骨組を構成する柱や梁、ブレース材、ダンパーなど構造部材を対象に、部材が損傷時に発する熱やひずみエネルギーに着目した構造ヘルスモニタリングの開発に取り組んでいます。特に発熱については、部材の弾塑性挙動にともなう弾性変形・塑性変形それぞれの変形を温度変化から推定するための損傷評価法を提案し、動的ジャッキや動的疲労試験機を用いた実験的検証を行っています。温度変化から部材の損傷度を知ることができるようになるだけでなく、地震時の建物の発する熱エネルギーを推定可能になり、環境発電への貢献が期待できます。
産業への利用
可能な産学連携形態 共同研究、技術相談および指導
具体的な産学連携形態内容 学際研究として、環境発電、構造解析・熱伝導解析を活用した損傷評価法を提案したうえで、センサーを開発し、骨組のモニタリングのための犠牲部材としてのダンパーへの設置方法について研究中です。
その他所属研究機関
所属研究室 伊藤(拓)研究室
所有研究装置
SDGs