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コンドウ ユキシゲ
近藤 行成  教授
東京理科大学 工学部 工業化学科
プロフィール | 研究シーズ | 研究室紹介 | 担当授業(21件)
レフェリー付学術論文(150件) | レフェリー付プロシーディングス(1件) | その他著作(22件) | 著書(5件) | 学会発表(448件) | 特許(9件)
グループ ナノテク・材料
研究・技術キーワード 界面活性剤、可溶化、乳化、分散、自己集合、ミセル、ベシクル、有機工業材料
研究・技術テーマ
  • 有機化合物からの金属光沢結晶の作製
  • 光および酸化還元反応に応答する界面活性剤の合成と溶液粘性制御
  • 有機物の可溶化制御
  • フッ素系界面活性剤の合成と溶液物性
  • エマルションの光を利用した能動的解乳化
研究・技術内容 1) 有機化合物からつくる金色・銀色 もの装飾する一環として、メタリック塗料・インクが使用されている。これらには、本物の金属粉体が含有されており、得られる膜は電気導電性があり、電波通信機器のアンテナ部をメタリック塗料・インクで飾ることはできない。またこれらの膜の密度は高いため、大型機器を修飾すると、膜の重量は無視できないほど大きくなる。当研究室の金色・銀色は、有機化合物からつくられるため、電気的に絶縁性で通信機器の修飾に利用可能である。また、メタリックインクに替わる金属光沢インクとしての利用も期待される。 2) 光応答性界面活性剤 光等の外部刺激に反応する界面活性剤水溶液は、光照射により物性を変化させる。その一例として当研究室では、水溶液粘度の光制御に成功している。本成果は、流動体の流動速度の光制御等に応用できるものと考えられる。 また、石油の高次回収では、原油の含浸層に界面活性剤水溶液を注入し、原油をエマルションとして地上に回収する。当研究室では光に反応する界面活性剤を有しており、エマルションの光による能動的相分離(解乳化)の技術を保有している。簡便な原油回収方法として期待している。
産業への利用 1) 金属フリーなメタリックインクの製造に係る基盤技術の提供とインクを共同開発するためのパートナーを探している。 2) 光反応性界面活性剤を利用した水溶液物性の光による能動的制御に係る基盤技術の提供 3) 従来の界面活性剤に比べ、著しく水の表面張力を低下させることが可能な界面活性剤の合成と提供
可能な産学連携形態 共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談および指導、国際的な産学連携への対応
具体的な産学連携形態内容 自動車、印刷、塗料・インクメーカーとの複数の共同研究、受託研究、技術指導の実績あり。
その他所属研究機関 総合研究院 界面科学研究部門
所属研究室 工学部工業化学科 近藤研究室
所有研究装置 表面張力計(Wilhelmy Plate法・Pendant Drop法)・紫外可視分光光度計・赤外分光光度計・蛍光分光光度計・倒立型顕微鏡(偏光・微分干渉・蛍光)・高速ホモジナイザー・反射率測定装置・キラルHPLC・リサイクルHPLC
SDGs