女性教員インタビュー 田中 優実 准教授

女性教員 INTERVIEW

女性教員 INTERVIEW

東京理科大学
工学部 工業化学科
田中 優実准教授TANAKA Yumi

ロールモデルとなる女子の先輩や 女性教員を見つけてください!

田中 優実准教授 イメージ01

―現在、研究室で取り組んでいるテーマを教えてください。

「化学」を用いて、次世代エネルギーを支えるさまざまな研究を行っています。研究キーワードは、「燃料電池」「振動発電システム」「リチウムイオン二次電池」など多岐にわたります。
基盤となる研究テーマは、「機能性セラミック材料」の開発。陶磁器を意味するセラミックは、広義で「無機材料」のことを指します。無機材料化学、電気化学、固体化学、セラミック工学などの知識をベースにナノレベルで新規材料をつくり出し、発電や資源の有効活用に役立てるのが共通する研究アプローチです。

田中 優実准教授 イメージ02

―具体的には、最近どのような新規材料をつくっているのでしょう?

最近力を入れている研究テーマの1つが、固体酸化物燃料電池開発です。これは、家庭用や自動車用として実用化されている固体高分子燃料電池と比べて、作動温度が800〜900度と高温なのが特徴。そのため高効率で、使える燃料の選択肢が広いほか、稀少な貴金属触媒が不要というメリットがあります。
「振動発電システム」の研究においては、セラミックエレクトレットという材料を開発し、発電効率を高める研究に取り組んでいます。エレクトレットとは、静電気を半永久的に保持できる材料のこと。これを用いて、人や自動車の移動による振動を利用した微量の発電を行いセンサーの電源などとして、役立てたいと考えています。
これらを含むいくつかの研究を実施しています。

―研究室の学びを通して、学生たちにどのような力をつけてほしいですか?

化学の知識を工学的に応用する研究を通して、学生たちに身につけてほしいのは、発見力と2つのそうぞう(想像、創造)力です。
化学の面白さは、小さな原子レベルの物質を組み合わせて、マクロの効果を出せること。目に見えないレベルの工夫をし、目に見える世界を動かせるというのは、とても面白いことです。その分、目に見えない世界で新たな発見をするために、多角的な視野を身につけ、オリジナリティあふれる研究テーマを自ら探し出す力が必要です。
また、小さな発見の芽を実現に移すには、多分野の協力者とのコミュニケーション力も求められます。この点においては、積極的に人と接することができる女子学生の強みが光ります。
本学科には、毎年複数の女子学生が在籍し、頼もしい成果をあげています。就職実績も化学メーカーを中心に非常に堅調です。企業の研究開発現場も女性の活躍に大きな期待を寄せています。
東京理科大学には、社会で活躍するロールモデルとなる女子の先輩や女性教員がいます。ここで、世界を変えるような新しい「何か」を創造できる研究者・技術者を目指しましょう!

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