センター長挨拶
21世紀は、政治・経済産業・科学技術・文化等あらゆる分野の人間活動が、国境を越えて全世界に瞬時に響きわたるグローバリゼーションの時代です。このような時代の大学にはひときわ鋭敏な国際性が要求されること、これからの大学の盛衰は世界の舞台で活躍できる国際感覚豊かな人材を育成しうるか否か、国際水準で優れた研究成果を継続的に発信しているか否かによって、大きく左右されることには疑いありません。
このことに鑑み、国際化という観点から本学の教育と研究の現状を省みて、本学が今後取り組むべき国際化ポリシー立案を使命とする、学長・理事長合同諮問「国際化戦略委員会」(石井力委員長)が2006年5月に設置されました。その1年後の2007年5月に出された当委員会答申は
- 学生の国際化
- 留学生問題
- 教員の国際化
- 研究の国際連携
- 国際化のための基盤整備
等の多角的な視野から本学の教育・研究の国際化の短・中・長期的方策を提言しています。
これらの提言に基づき2008年4月に設立された本国際化推進センターの使命は
従来、国際交流委員会の下で行われてきた、本学の教職員及び学生の国際的活動の支援や留学生の学習・生活支援を、各受益者の立場に立って強化し効率化する
これとともに、上記答申が提言する本学の国際化へ向けた新しい事業を推進し、国内のみならず国際的にも本学の教育・研究に対する声価を高める
ことです。
次ページの図に示すように、本センターは、センター長と7人の委員からなる企画運営室と国際交流課が密接に連携して上記1. の日常的業務を円滑に運ぶと同時に、企画運営室と各学部教員の方々との協力の基に2. の戦略委員会答申の提言を具体化した事業の推進を図っていく所存です。また、都心・野田キャンパスに(久喜キャンパスにも早晩設ける予定)インターナショナルルームを設けました。ここには、留学生や海外招聘研究者の方々が、授業の合間や放課後に、コーヒーを飲みながらの歓談や読書あるいはネットサーフィンなどができる設備を整えています。
本センターが発足して以来、早い段階で幾つかの成果を挙げることができました。特筆すべきは、2007年度の文部科学省による「大学教育の国際化推進プログラム(先端的国際連携支援)」公募に本センターから申請したプログラム「グローバル時代に活躍する理工系人材の養成」が採択されたことです。さらに、2008年度の文部科学省「大学教育の国際化加速プログラム(国際共同・連携支援(総合戦略型))」公募でも、本学が申請したプログラム「総合的な国際連携に基く理工学教育拠点形成」が採択されました。このことにより、本学の国際化が文字通り〝加速化〟されつつあることはきわめて喜ばしいことですが、しかし、これは本学国際化の第一歩に過ぎません。本センターは、「国際化推進へ向けた新事業の推進」を最重点目標として掲げて一層の努力をして参ります。全学の教職員及び学生の皆さんのご理解とご協力をお願い致します。
2010年5月
国際化推進センター長
古川 佑子