資料館スタッフブログ

ミウラ折り

第2回ワークショップ「ミウラ折り」が11月9日(土)に行われました。    

私が印象に残ったのは、先生方が「ミウラ折りはただの“折り紙”ではない」ことを強調されていたことです。折り紙は日本の伝統文化であると同時に、一種の遊びとして社会に広く浸透しています。一方、ミウラ折りは2次元平面を1点にまとめるような状況に対して、物理的思考や数値計算などを用いて得られた解を応用したものであり、数学的背景に裏打ちされたものとなっています。

現在は、地図や宇宙空間の太陽光パネルのように実用的に用いられており、私たちが目にする機会も多くなってきました。しかし、そんな身近になりつつあるミウラ折りが数学的な背景を持っていることはあまり知られていません。

今回の企画展を通して、ミウラ折りが便利かつ、ただの“折り紙”ではないことをもっとお伝え出来ればと思いました。

mokei
先生方との写真撮影