資料館スタッフブログ

成長する結晶模型

理大祭も終わり東京も雪が降り始め、もう冬だなーと実感している二部化学科2年のM.K.です。今回は私が携わった展示「結晶模型」を紹介したいと思います。

坊っちゃん展も夏休みも終わった9月のある日のことでした。当館学芸員から「次回の企画展は数理にひそむ美に決定」と聞いたとき、私は一抹の不安を覚えました。化学科の私は何ができるのだろう?と。今回は私の出番は無いかなと想像していました。その数日後学芸員から「M.K.君何担当しようか?化学科だから結晶を担当して」と言われ担当が決まり安堵したのでした。

最初の仕事は結晶模型を組み立てることでした化学科にも関わらず固体無機化学が苦手な私はまず結晶についての文献調査から始めたのでした。そこからゴムチューブとプラスチックの球をつなげて結晶模型を組み立て始め、なんとか期間ぎりぎりで完成することができたのでした。その後も時間があるときには結晶模型をさらに成長させています。実際の鉱物(結晶)も時間をかけて自然のなかで成長しているんだなと思う今日この頃です。

みなさまもぜひ鉱物や宝石に代表される「結晶の美」を是非体感してみて下さい。
mokei
結晶模型