学長挨拶

学長挨拶

東京理科大学は、明治14年(1881年)「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」との志のもとに、当時唯一の大学(東京大学)の物理学科を卒業したばかりの青年理学士ら21人によって東京物理学講習所として創立され、2年後には東京物理学校と改称、そして昭和24年の学制改革により東京理科大学となり、136年経った今日では7学部31学科を基盤とする理工系総合大学に発展してきました。
本学は、昨年開設した学園パーク型キャンパスの葛飾キャンパス、都心型キャンパスの神楽坂キャンパス、リサーチパーク型キャンパスの野田キャンパス、そして基礎工学部1年次における全寮制の北海道長万部キャンパスという4つのキャンパスを擁しています。今後もそれぞれのキャンパスの個性を活かし、更なる連携を進めていきます。本学の大学院は、11研究科31専攻があり、また国公立や民間の試験研究機関との連携大学院協カなどを行っています。
本学は、教育と研究をともに重視する教育研究機関を目指しています。教育面では、実力を備えた学生を卒業させる「実力主義」の伝統を受け継ぐとともに、研究面では、情報科学教育研究機構、総合研究機構および生命科学研究所などの整備・拡充にもたゆまぬ努カを払っています。たとえばこれらの機関の下に設置されている研究機関としては、火災科学研究センター、量子生命情報研究センター、グリーン&セーフティ研究センターなど、その数は研究部門を含めると30近い組織があります。これらの研究機関やプロジェクトは学問分野を横断的に結び、様々な科学技術の発展に貢献しています。
人間性との調和ならびに社会の諸問題を視野に捉えた科学・技術の発展こそ、建学の精神の今日的意義であることを認識し、教職員が一丸となって教育研究機関としての責務を果たすべく、努力を重ねてゆきます。

学長 藤嶋 昭

人として高い教養を備えた、世界に誇れる研究者たれ。

プロフィール

東京大学大学院に在学中の1967年、世界で初めて「光触媒反応」を発見した研究者。

1966年、横浜国立大学工学部電気化学科卒業。1971年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1971年、神奈川大学工学部講師。1975年、東京大学工学部講師。助教授、教授を経て、1995年、東京大学大学院工学系研究科教授。2003年、(財)神奈川科学技術アカデミー理事長。2010年、東京理科大学第9代学長に就任。

主な研究分野は光触媒、光機能材料。
受賞歴は、朝日賞(1983年)、日本化学会賞(2000年)、紫綬褒章(2003年)、日本国際賞、日本学士院賞(2004年)、恩賜発明賞(2006年)、文化功労者(2010年)、トムソン・ロイター引用栄誉賞(2012年)など。

著書に「電気化学測定法」上・下(1984年・藤嶋昭、相澤益男、井上徹著・技報堂出版)、「光触媒のしくみ」(2000年・藤嶋昭、橋本和仁、渡部俊也著・日本実業出版社)、「時代を変えた科学者の名言」(2011年・藤嶋昭著・東京書籍)ほか。

趣味は読書・自然探索など。

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