同じ名称や類似した名称の学科の違いについて

各学部とも「まず基礎をしっかり身につけることにより、応用への道に通じる」との基本的な教育方針で一致しています。
しかし、それぞれ学部は独立した教授陣と特色のある教育研究を行っているので、同じ学科名あるいは類似した学科名であっても学部によって内容的に異なる面もあります。各学科の特徴や違いについては、以下の説明を参考にしてください。

理学部第一部数学科・応用数学科と理工学部数学科の違いについて

まず、入試科目に違いがあります。「理学部第一部数学科・応用数学科」は数学、英語の2教科で受験できるのに対し、「理工学部数学科」は数学、英語、理科(物理か化学のいずれかを選択)の3教科です。

「理学部第一部数学科」の特徴は、純粋数学および数学教育を専門とするスタッフを擁し、都心の交通至便の地で、純粋数学および数学教育について学ぶことができることです。時間割の中に教職課程の科目が組み込まれており、数学の専門科目を履修しながら、自然に教員免許状(数学・情報)の取得が可能となっています。また、1年次より4年次まで各学年に情報系の科目を配置しています。

「理学部第一部応用数学科」の特徴は、応用数学を専門とするスタッフを擁し、都心の交通至便の地で、数学の基礎と応用(確率統計、科学技術計算、情報など)について学ぶことができることです。時間割の中に教職課程の科目が組み込まれており、数学、応用数学の専門科目を履修しながら、自然に教職免許状(数学・情報)の取得が可能です。卒業生は、研究者、技術者、教員、公務員等として、幅広い分野で活躍しています。

「理工学部数学科」の特徴は、純粋数学から応用数学まで幅広い分野のスタッフを擁し、首都圏にありながらも、広くて理想的なキャンパスで学ぶことができることです。教職課程の科目を履修しやすい時間割が組まれていますので、数学の専門科目を履修しながら、自然に教職免許状の取得が可能です。卒業後は、教育界へは勿論のこと、各種産業界へも実力を備えた多くの人材を送り出しています。

理学部第一部物理学科・応用物理学科、理工学部物理学科の違いについて

物理学は諸々の自然科学の中でもとりわけ基礎的で体系的な学問です。自然にひそむ真理法則を追究する純アカデミックな性格を持つ一方、その成果が近代科学技術の発展と結びついて、20世紀の世界に大きな影響を与えました。そして、先端科学技術と密接な関係を持つ分野に従事する研究者や技術者を数多く輩出してきました。21世紀を迎え、これら先端科学技術がその発展を支えた基礎の学問にまで影響を与えるようになると考えられています。

「理学部第一部物理学科」では、いわゆる教養科目の学習を重視することはもちろん、現代物理学の基礎である力学、電気磁気学や量子力学などの講義と演習、物理学実験などの実験の修得に力点をおいた教育を行っています。さらに4年次の卒業研究では学んだ物理学の基礎を卒業してどのように社会に役立てられるかについて、学生個人個人にオリエンテーションが行われます。

「応用物理学科」は、先端科学技術と関連の深い物理諸分野が独立してできたもので、理学部に所属していることを特徴とし、どのような困難な課題に直面しても、物理学という基礎に立ち返って考えることのできる人材を育成することを目的としています。したがって、1・2年次の間は物理学科と同じように、力学、電気磁気学、熱力学、統計力学はもとより量子力学などの物理の基礎をしっかり学び、電気回路、コンピュータなどの基礎も学びます。3・4年次では近代科学技術との関連の深い、物性・材料、計測・エレクトロニクス(レーザー等)、情報の各分野の基礎となる、固体物理、材料科学、光物理、電子素子物理、電子回路、情報理論、計測制御等の専門的な科目から自分に適した科目を選択して学び将来に備えます。

「理工学部物理学科」の特徴は、緑に囲まれたゆとりある野田キャンパスで、大型の研究設備・実験設備を駆使した教育研究が行われている点です。

特に大型の実験棟としてはレーザー実験棟と超伝導実験棟があります。また野田キャンパスは筑波研究学園都市と近いため、高エネルギー研、産総研、物質・材料研などの国の研究機関との共同研究も活発に行われています。

理学部第一部化学科・応用化学科、工学部工業化学科
および理工学部先端化学科の違いについて

最近の化学はその最先端において、物理、生物等の他の多くの学問分野との境界領域が拡大しつつあり、その応用には化学の理論的背景の十分な理解が必要です。したがって、その新しい発展を推進していくためには、幅広い基礎学力の習得が必要不可欠になっています。「理学部第一部化学科」はこのような時代の趨勢のもとに真に独創的な基礎研究者および化学技術者を生み出すことを目的としています。

今日の化学工業界においては、技術水準の向上に伴なって基礎科学を深く習得した技術者を要求する傾向が高まっています。「理学部第一部応用化学科」はこのような立場に立って近代産業にふさわしい理学の基礎を十分に身につけ、多角性をもった有能な技術者・研究者を養成することを目的としています。カリキュラムの一部は化学科に共通のものもあり、卒業研究は相互に研究室を志望することも可能です。

「工学部工業化学科」は、現代および未来の化学工業と密接に関連した学科で、基礎と応用とをバランスよく配合したカリキュラムを組んでいます。応用分野の教育と研究内容は多岐にわたり、本学の生命医科学研究所、国立大学および国立研究機関へ卒研生や大学院生の派遣研究を活発に行っていること、大学院への進学率が70%以上と極めて高いこと、および少人数のグループに分けた化学英語教育を行っていることなどが特徴です。

「理工学部先端化学科」は今日の技術革新時代における一般化学工業の主軸となる基礎知識と、材料化学や電気化学、界面化学などの専門分野における先端知識を教授し、これらを支え、かつ新開発に役立つ創造性の豊かな人材を養成することを目指しています。恵まれた広大なキャンパスと充実した実験設備を利用して卒業研究(必修)を行います。また、実験と演習には特に力を注いでいます。

薬学部薬学科と生命創薬科学科の違いについて

学校教育法が改正され(平成16年5月21日公布)、大学の薬学教育制度および薬剤師国家試験制度が変わりました。この制度は、平成18年4月の入学生から適用され、医療技術の高度化、医薬分業の進展に伴い、高い資質を持つ薬剤師養成のための薬学教育は、学部の就業年限が4年から6年に延長されました。

薬剤師養成に特化した6年制と、研究者養成を目指す4年制の学部・学科も置かれています。4年制学部からは、大学院へ進み、製薬企業や大学で研究・開発に携わる人材をはじめとして、企業の医薬情報担当者(MR、営業担当)や医薬品販売に携わる人材など、薬剤師としてではなく、薬学の基礎的知識をもって社会の様々な分野で活躍する多様な人材が排出されることが期待されています。

「薬学科」は平成18年度から新たに設置された6年制の学科です。徹底した基礎教育、クスリの作用に関する総合情報科学を中心とした薬学専門教育、充実した施設と医療機関との連携による実践的薬剤師職能教育を実施し、十分な学力に裏打ちされた、ヒューマニティと研究心にあふれた質の高い薬剤師の養成を目指しています。

「生命創薬科学科」は4年制学科として、ファーマコインフォマティクスをコンセプトに、生命医科学研究所、ゲノム創薬研究センター、DDS研究センターなどの充実した諸施設と連携して、徹底した基礎教育、医薬品創製に関わる専門教育、クスリの作用に関する総合情報科学を基盤とした薬学専門教育を行い、先端医療を支える薬学研究者の育成を目指します。

理工学部経営工学科と経営学部経営学科の違いについて

「経営工学科」は「企業経営の効率化」を目指す「工学」ですので、同じ情報処理、計算機科学でも実際の問題への応用を重視しています。計算機の使い方やプログラミングの基礎の学習は情報科学科と同じく重視しており、多くの学生がパソコンを所有し、授業の中でインターネットへのアクセスや生産システムのシミュレーション、ロボット制御の実験と現場への応用が重視されています。

「経営学部経営学科」は、「経営工学科」と比べると、文科系としての学科の色彩をより強く打ち出しています。カリキュラム上は経営戦略、マーケティング、会計ファイナンス、情報マネジメントという4分野が設定され、経営工学の工学的実験に代え、3年次からのゼミと必修の卒業研究により、主体性・自律性をもつ有為な人材を育成します。理学と工学の血を受け継ぐ実践型経営手法を身につけた卒業生達の活躍が期待されます。

理工学部応用生物科学科と基礎工学部生物工学科の違いについて

両学科とも、生命の仕組みを遺伝子DNAやタンパク質の構造や働きの面から究明する生命科学(バイオサイエンス)と、それを基盤とする応用技術(バイオテクノロジー)を研究、教育することを目的としています。

両学科の違いをあげるならば、「応用生物科学科」は理学(科学)、「生物工学科」は工学(技術)の色彩を持ちます。しかしバイオの分野では両者は強く関連しあっておりはっきりした境界を設けることは難しいところがあります。また、「応用生物科学科」は4年次まで一貫して野田キャンパスで学びますが、「生物工学科」は1年次は長万部キャンパスで学び、2年次から葛飾キャンパスで学ぶことになります。両学科とも1年次は生命の理解に必要な自然科学一般の講義が主体となります。

生命の営みを究明し、得られた成果を科学技術として応用するバイオサイエンスやバイオテクノロジーは医薬、食料、資源、エネルギー、環境といった人類に最も重要な課題と深く結びついた最先端の学問です。この分野の教育・研究は、“従来の”大学制度では理学部の生物学科の他、工学部・農学部・医学部・薬学部などに分散していました。本学ではいち早くこれらの諸領域を1学科に統合し、1976年に「応用生物科学科」、1980年に「生物工学科」を創設し、総合的な生物科学の教育・研究を行っています。

工学部機械工学科と理工学部機械工学科の違いについて

機械工学は、あらゆる産業や先端科学技術の基礎となる学問であるため、両者とも学部の教育での基本的なカリキュラムに大きな差異はありません。

「工学部機械工学科」での卒業研究や大学院教育では、その立地と教授陣の特色を生かして、ロボット、宇宙、エネルギー、材料などの機械の最先端に関する教育研究が行われています。

「理工学部機械工学科」では、広大なキャンパスに大型の実験装置や並列コンピュータ等を有するため、宇宙、コンピュータ、材料、加工等の最先端に関する教育研究が行われています。

工学部情報工学科と理工学部情報科学科の違いについて

「工学部情報工学科」では、“ソフトウェア”“ネットワーク”“数理”を基礎に、それらを融合させた独創的な学びを用意しています。各種の要素技術を融合し、人と社会に有用なシステムをデザインし、安全・安心な社会にするための技術開発と社会づくりを行う能力を育成します。

「理工学部情報科学科」は自然、社会、人間の各現象に関わる「情報」をどのように数理的に分析するのかを学びます。また、基礎数学を基盤とし、基礎数理、応用数理、計算機科学の情報分野の知識がバランスよく身につくようになっております。そして、情報数理、量子情報、遺伝情報、応用確率論、統計数理、人工知能、量子コンピュータ、ソフトウェア科学などの情報科学の核となる分野の教育・研究を行っております。

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