Department of Architecture

創域理工学研究科建築学専攻

野田キャンパス

社会の複合的な問題を捉えて分析し、
建築的な視点から解決策を見出す

地球的スケールでの環境問題、⾼度情報化社会の到来、⾼密度化の中での都市居住問題、⾼齢化社会への対応など、現代の社会状況は建築のあり⽅にも変⾰を迫っています。単なるモノづくりの技術に終わらず、社会の複合的な問題を捉えて分析し、建築的、都市的に解決策を⾒出すことが求められています。こうした社会認識のもと、建築学専攻は21世紀に活躍する創造性豊かな建築専⾨家を育てることを⽬標としています。⾼度な知識と技術を基盤として、現実に直⾯する様々な問題を解決しながら、新しい環境を創出していく提案や企画を⽴案・遂⾏できるアクティブな⼈材を育成することに⼒点を置いています。

概要図
  • 建築学専攻の特徴1

    地域固有の歴史文化を尊重し、地球規模の課題に取り組む人材を育成

     

  • 建築学専攻の特徴2

    計画・設計系、構造系、環境系、材料・防災系の幅広い教育・研究分野を内包

     

  • 建築学専攻の特徴3

    豊かな教養と深い専門的知識・技術の教育、人々に夢を与えうる構想力を養う

     

カリキュラム CURRICULUM

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
建築計画学 建築設計スタジオ1d 2 選択 共通
建築設計スタジオ2d 4 選択 共通
建築IT特論 2 選択 共通
建築設計学 建築設計スタジオ1a 4 選択 共通
建築設計スタジオ1b 4 選択 共通
建築設計スタジオ2a 4 選択 共通
建築設計スタジオ2b 4 選択 共通
建築史学 建築設計スタジオ1c 2 選択 共通
建築設計スタジオ2f 4 選択 共通
建築史 2 選択 共通
建築の保存修復 2 選択 共通
都市計画学 都市解析 2 選択 共通
建築設計スタジオ1e 4 選択 共通
建築設計スタジオ2c 4 選択 共通
建築設計スタジオ2e 2 選択 共通
空間情報演習 2 選択 共通
建築構造学 木質構造特論 2 選択 共通
建築構造工学特論 2 選択 共通
建築構造工学演習 2 選択 共通
都市経済耐震論 2 選択 共通
建築耐震設計特論 2 選択 共通
建築設計スタジオ1f 2 選択 共通
建築構造力学 建築振動学特論及び演習 2 選択 共通
地震工学特論 2 選択 共通
耐震工学特論 2 選択 共通
建築材料学 建築設計スタジオ1h 2 選択 共通
建築材料・施工特論 2 選択 共通
建築材料設計演習 2 選択 共通
コンクリート工学特論 2 選択 共通
建築防災安全工学 建築避難安全設計論 2 選択 共通
建築防災設計論 2 選択 共通
建築防災計画演習 3 選択 共通
実践建築構造工学 2 選択 共通
建築環境工学 建築設計スタジオ1g 2 選択 共通
建築環境論 2 選択 共通
建築省エネルギー設計論 2 選択 共通
建築設備論 2 選択 共通
建築と環境-特論 2 選択 共通
  建築実習1 4 選択 共通
建築実習2 2 選択 共通
建築実習3 2 選択 共通
修士研究1 5 選択必修 2年
修士研究2 5 選択必修 2年
修士設計1 5 選択必修 2年
修士設計2 5 選択必修 2年
設計実習・実験・調査1 5 必修 1年
設計実習・実験・調査2 5 必修 1年

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

2023年度 大学院要覧 修士課程修了要件
専門科目 一般教養科目 合計
30 4 34
  1. 必修科目10単位、選択必修科目10単位及び一般教養科目を含めて34単位以上を修得すること。
  2. 一般教養科目については、合計4単位を修得すること。ただし、4単位を超えて修得した単位は修了所要単位には含めない。
    横断型コースオムニバス科目については、2単位まで修了所要単位として認める。
    なお、教養(共通)科目には、所属専攻以外の専攻課程及び他の研究科で修得した教養(共通)科目の単位も含める。
  3. 他専攻の随意科目を履修した場合、自専攻でも随意科目となり、修了所要単位に含めることはできない。
  4. 建築士試験の実務経験に係る科目の分野、分類等の詳細については、別途掲示等にて周知する。
  5. 研究科の定めるところにより、次に掲げる授業科目を履修することができる。
    (1)所属専攻以外の専攻課程による授業科目
    (2)他の研究科の授業科目
    (3)他大学の大学院の授業科目
    (4)学部の授業科目

    (1)~(3)に規定する授業科目において修得した単位は修了所要単位として認定できる。ただし(3)は15単位を限度とする。

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
建築計画学 建築計画学特別研究1A 5 選択必修 1
建築計画学特別研究1B 5 選択必修 1
建築計画学特別研究2A 5 選択必修 2
建築計画学特別研究2B 5 選択必修 2
建築計画学特別研究3A 5 選択必修 3
建築計画学特別研究3B 5 選択必修 3
建築設計学 建築設計学特別研究1A 5 選択必修 1
建築設計学特別研究1B 5 選択必修 1
建築設計学特別研究2A 5 選択必修 2
建築設計学特別研究2B 5 選択必修 2
建築設計学特別研究3A 5 選択必修 3
建築設計学特別研究3B 5 選択必修 3
建築史学 建築史学特別研究1A 5 選択必修 1
建築史学特別研究1B 5 選択必修 1
建築史学特別研究2A 5 選択必修 2
建築史学特別研究2B 5 選択必修 2
建築史学特別研究3A 5 選択必修 3
建築史学特別研究3B 5 選択必修 3
都市計画学 都市計画学特別研究1A 5 選択必修 1
都市計画学特別研究1B 5 選択必修 1
都市計画学特別研究2A 5 選択必修 2
都市計画学特別研究2B 5 選択必修 2
都市計画学特別研究3A 5 選択必修 3
都市計画学特別研究3B 5 選択必修 3
建築構造学 建築構造学特別研究1A 5 選択必修 1
建築構造学特別研究1B 5 選択必修 1
建築構造学特別研究2A 5 選択必修 2
建築構造学特別研究2B 5 選択必修 2
建築構造学特別研究3A 5 選択必修 3
建築構造学特別研究3B 5 選択必修 3
建築構造力学 建築構造力学特別研究1A 5 選択必修 1
建築構造力学特別研究1B 5 選択必修 1
建築構造力学特別研究2A 5 選択必修 2
建築構造力学特別研究2B 5 選択必修 2
建築構造力学特別研究3A 5 選択必修 3
建築構造力学特別研究3B 5 選択必修 3
建築材料学 建築材料学特別研究1A 5 選択必修 1
建築材料学特別研究1B 5 選択必修 1
建築材料学特別研究2A 5 選択必修 2
建築材料学特別研究2B 5 選択必修 2
建築材料学特別研究3A 5 選択必修 3
建築材料学特別研究3B 5 選択必修 3
建築防災安全工学 建築防災安全工学特別研究1A 5 選択必修 1
建築防災安全工学特別研究1B 5 選択必修 1
建築防災安全工学特別研究2A 5 選択必修 2
建築防災安全工学特別研究2B 5 選択必修 2
建築防災安全工学特別研究3A 5 選択必修 3
建築防災安全工学特別研究3B 5 選択必修 3
建築環境工学 建築環境工学特別研究1A 5 選択必修 1
建築環境工学特別研究1B 5 選択必修 1
建築環境工学特別研究2A 5 選択必修 2
建築環境工学特別研究2B 5 選択必修 2
建築環境工学特別研究3A 5 選択必修 3
建築環境工学特別研究3B 5 選選択必修 3

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。

2023年度 大学院要覧 博士後期課程修了要件
専門科目 一般教養科目 合計
30 4 34
  1. 「建築計画学特別研究1A~3B」、「建築設計学特別研究1A~3B」、「建築史学特別研究1A~3B」、「都市計画学特別研究1A~3B」、「建築構造学特別研究1A~3B」、「建築構造力学特別研究1A~3B」、「建築材料学特別研究1A~3B」、「建築防災安全工学特別研究1A~3B」及び「建築環境工学特別研究1A~3B」のうち、自己の指導教員が担当する科目について、6科目30単位を修得すること。
  2. 一般教養科目については、合計4単位を修得すること。ただし、4単位を超えて修得した単位は修了所要単位には含めない。
    横断型コースオムニバス科目については、2単位まで修了所要単位として認める。
    なお、教養(共通)科目には、所属専攻以外の専攻課程及び他の研究科で修得した教養(共通)科目の単位も含める。
  3. 他専攻の随意科目を履修した場合、自専攻でも随意科目となり、修了所要単位に含めることはできない。
  4. 修士課程在籍時に単位修得をしている科目の履修は認めない。
  5. 研究科の定めるところにより、次に掲げる授業科目を履修することができる。
    (1)所属専攻以外の専攻課程による授業科目
    (2)他の研究科の授業科目
    (3)他大学の大学院の授業科目
    (4)学部および修士課程の授業科目

    (1)~(2)に規定する授業科目において修得した単位は修了所要単位として認定できる。

伊藤 研究室

[専攻]都市計画学、都市解析,都市デザイン [指導教員]伊藤 香織 教授 [キーワード]都市計画学、都市解析,都市デザイン
[テーマ例]❶中心市街地と地域愛着 ❷回遊行動と情報利用 ❸青山のまちとひとのアーカイブ

世界の都市人口は全人口の半数に達し、今も増え続けています。一方、我が国では縮小する都市が増えています。人々の幸福とサステイナブルな社会の実現のために、都市がうまく機能していくようデザインする必要があります。本研究室は、調査・分析を通して都市の性質を捉え、デザインを通して都市の在り方を提案します。対象は、都市圏のような広域スケールからストリートファニチャのような身近なスケールまで、インフラ整備のようなハード面から都市ブランディング戦略のようなソフト面まで、広範にわたります。

岩岡 研究室

[専攻]建築計画学,建築設計学,建築デザイン一般に関する調査研究 [指導教員]岩岡 竜夫 教授 [キーワード]建築計画学,建築設計学,建築デザイン一般に関する調査研究
[テーマ例]❶建築空間のスケールに関する研究 ❷建築の構法と素材に関する研究 ❸現代住宅に関する調査研究および設計

すべての建物は「寸法」によってその形や空間が決定されています。建物や空間の寸法(サイズ)は、人々の思考や行動に対してさまざまな影響を与えています。本研究室では、特に建物のスケール(大きさ)やモジュール(単位空間)に関する調査をベースとして、建築物、外部空間、街並、集落、都市空間などに見られるデザインの解読を試みています。そうした調査研究と並行して、住宅を中心とした実際の設計活動を展開し、新しい建築空間の創造に挑戦しています。

大宮 研究室

[専攻]建築防災安全工学,建築防災技術,火災現象論,避難安全 [指導教員]大宮 喜文 教授 [キーワード]建築防災安全工学,建築防災技術,火災現象論,避難安全
[テーマ例]❶非常時の避難行動の定量的考察 ❷散水設備を考慮した大規模木造建築物の火災性状予測手法 ❸先進的煙制御システムの開発

阪神淡路大震災や東日本大震災では、多くの大規模な火災が発生しました。また近年、建築物が大規模、大深度化、超高層化し、新たな空間の創出に伴う火災の危険性が危惧されています。本研究室では、このような災害による被害の防止、低減のために研究を進めています。例えば、コンピュータによる火災現象や人間挙動の再現・予測技術の開発、環境心理的な視点からの異変感知特性の検証、統計資料や実地調査資料から被害低減への計画策定、実務的な防災設計法の体系化などを進めています。

垣野 研究室

[専攻]建築計画学、環境行動学 [指導教員]垣野 義典 准教授 [キーワード]建築空間と人間の行動の関係に関する研究
[テーマ例]❶北欧・オランダの学校建築 ❷フィンランドの図書館建築 ❸集合住宅、ゲストハウスなどの居住環境

建築計画は、戦後不足していた集合住宅、学校、病院の3つの建築から始まりました。空間利用者の立場から空間を研究し、その結果を設計に活かしていくことを特徴とします。人間は建築の「ささやき」に感応しながら生きています。「静かで小さな部屋にいると落ち着く」というのも、感応の一種です。その「ささやき」は人間の生活を安定させるとても根源的なことだけれど、あまりに当たり前で普段は認識されないこともあります。だから人間の行動を調べ観察するなかで、建築が発している普段気づかない「ささやき」を顕在化させたいと思います。そして、そこから生まれる設計理論によって新たな建築を提案していきます。

兼松 研究室

[専攻]建築材料学,メンテナンス,環境側面,耐久性 [指導教員]兼松 学 教授 [キーワード]建築材料学,メンテナンス,環境側面,耐久性
[テーマ例]❶建築物の耐久性および維持保全に関する研究 ❷建築材料に関わる資源循環および環境評価 ❸中性子利用技術の建築分野への応用

日本の高度成長の原動力となった建築物は、現在その多くが維持更新の時期を迎えつつあり、いかにそれらをメンテナンスし耐久性を高め、かつ環境に配慮しながら持続再生していくかが大きな課題となっています。本研究室では、建築物の耐久性を精緻に予測するシミュレーション技術や、その維持管理戦略に関する研究に加え、現代社会の大きなテーマである建築物の環境側面に関する問題について、建築材料学的視点から研究しています。建築材料学は社会のさまざまな分野に通ずる守備範囲の広い学問です。

衣笠 研究室

[専攻]建築構造学,都市を守る耐震設計法 [指導教員]衣笠 秀行 教授 [キーワード]建築構造学,都市を守る耐震設計法
[テーマ例]❶都市機能維持を目標とした耐震設計法の開発 ❷耐震工学および経済学の両面からの建築性能評価法の開発 ❸地震時損失の低減を目的とした構造システムの開発

首都圏直下型地震による莫大な経済損失の発生とそれにより引き起こされる深刻な環境破壊が懸念されています。建築物の耐震性能を、耐震工学だけでなく経済学の面から適切に評価し、必要な性能を確実に確保できる設計法の開発が求められています。本研究室では、次の二つの課題、「大都市東京はどの程度の地震に耐えられるのか?」、「地震に強い都市はどうすれば実現できるのか?」を掲げ、耐震工学および経済学の両面から、都市経済を支える建築物の最適設計法についての研究を行っています。

高瀬 研究室

[専攻]建築環境工学 [指導教員]高瀬 幸造 講師 [キーワード]熱環境,省エネルギー,サステナブルデザイン
[テーマ例]❶都市・建築における太陽エネルギー利用 ❷建物外皮性能向上と設備の高効率化による省エネルギー化 ❸サステナブル建築実現のためのシミュレーション手法

建築と地球環境との関係を意識し、エネルギー効率の高い住宅・建築や設備システムを研究開発し、普及させていく取り組みを行っています。特に、地域の気候の特徴を捉えて、太陽や風などの自然エネルギーを活用することの価値や面白みを大切にしています。実際に建っている住宅・オフィスビルなどでの実態調査や、実験・シミュレーションを駆使して、人々が健康で快適に暮らしながらも持続可能な建築・都市のあり方を考えています。

永野 研究室

[専攻]建築構造力学,大都市における地震工学と地震防災 [指導教員]永野 正行 教授 [キーワード]建築構造力学,大都市における地震工学と地震防災
[テーマ例]❶近年の被害地震を教訓とした地盤震動特性 ❷地震・地盤・基礎・建物・室内被害までの一貫評価システムの開発 ❸超高層集合住宅を対象とした建物耐震性と室内安全性の評価

2011年東日本大震災では、巨大規模の断層運動に起因して、津波、長周期地震動、液状化等による建物被害が発生しました。2016年熊本地震では都市直下で発生する内陸地殻内地震により、多数の木造建物被害が発生しました。大地震時の建物被害の発生パターンは、さまざまな要因が複雑に絡み合います。本研究室では、震源から基礎、建物応答、室内被害、人的被害までの動的プロセスを総合的に評価し、将来の地震被害軽減に向けた研究を進めています。

西田 研究室

[専攻]建築設計学,建築・都市における多様性のデザイン,人の集まる場の研究 [指導教員]西田 司 准教授 [キーワード]建築設計学,建築・都市における多様性のデザイン,人の集まる場の研究
[テーマ例]❶アジア圏の屋外のパブリックスペース研究 ❷遊びから考える都市空間の研究 ❸自然さ~人工物と自然物のあいだにある建築~ ❹空間と時間の構成論研究

都市や地域、社会、生活文化のなかに建築はあります。建築は、一人の居場所であり、コミュニティの拠点であり、誰に対してもひらかれています。設計とは出来上がった建物のことだけではなく、関わる人や地域の暮らし方や働き方の未来を考えます。一人一人が建築の楽しさを、考えたり設計したりすることの価値を、日常の豊かさを実験する研究室です。

宮津 研究室

[専攻]建築構造学,木質構造,制振・免震構造,構造最適化 [指導教員]宮津 裕次 講師 [キーワード]建築構造学,木質構造,制振・免震構造,構造最適化
[テーマ例]❶木造建築物に適した制振・免震技術の開発 ❷部分空間法による建築物の振動特性評価 ❸制振ダンパの配置最適化

建物が地震に対して安全であることは、人が安心して生活するために極めて重要です。本研究室では、木造建築物を主な対象として、①地震に対する安全性向上のための制振・免震・耐震技術の開発、②システム同定手法を用いた地震時の振動挙動の解明、③最適化手法を用いた各種構造システムの合理化などに取り組みます。

山名 研究室

[専攻]建築史学,保存活用計画,近現代建築史 [指導教員]山名 善之 教授 [キーワード]建築史学,保存活用計画,近現代建築史
[テーマ例]❶近現代建築の空間構成および設計過程に関する研究 ❷近現代建築の保全・保存再生に関する研究、建築資料のアーカイブズ化に関する研究 ❸近代計画都市に関する史的研究

今日の建築デザインを「時間」という継続性の中で捉え、 近現代建築、近代計画都市を対象に調査、研究を行っています。また、それらの文化遺産としての側面の重要性を認識し、保存、活用継承していくための方策を立てることを進めています。ユネスコをはじめとする国際機関と密接な関係にあるICOMOS(本部・パリ)やdocomomo(本部・リスボン)とも連携し、文化遺産保護の原理、方法論、科学技術の応用の研究も続けています。また、文化庁国立近現代建築資料館とも連携した近現代建築資料のアーカイブズ化も主要なテーマの一つとなっています。国際的ネットワークの中で調査・研究活動を行い、広い視野の中で、それぞれの対象の固有の「オーセンティシティ」の追求を行い、今日の社会にも開かれた文化的価値を持ち得る「リビング・ヘリテージ」を目指しています。

吉澤 研究室

[専攻]建築環境工学 [指導教員]吉澤 望 教授 [キーワード]照明,光環境,視環境
[テーマ例]❶照明デザイン支援ツールの開発 ❷美術館における昼光導入手法やLED照明利用に関する研究 ❸照明シミュレーションによる視環境評価手法の研究

建築と光は不可分の関係で、かつては自然光、20世紀に入るとそれに加えて人工照明の扱いが重要なテーマとなってきました。光の量と質をコントロールしていく上では、審美性に加えて視認性・省エネルギー性などさまざまな側面を考慮する必要があります。本研究室では、照明シミュレーションによって光の挙動を求め、その結果から建築空間の見えを予測する手法を、実空間の調査・模型実験などを通して導き出すことを、研究の主な目的としています。

専攻部門 担当教員 研究分野
建築構造学 客員教授 向井 智久 耐震工学、構造設計法
(国土技術政策総合研究所)
※教授 衣笠 秀行
建築構造力学 客員准教授 中川 博人 地震工学
(建築研究所)
※教授 永野 正行
建築防災安全工学 客員准教授 野秋 政希 建築防災・安全
(建築研究所)
※教授 大宮 喜文
客員教授 鈴木 淳一 建築防火、構造耐火
(建築研究所)
※教授 大宮 喜文
客員教授 樋本 圭佑 建築・都市防災計画
(国土技術政策総合研究所)
※教授 大宮 喜文

※は副指導教員を表す。

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